心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
 突然ですが、僕には弓道の師匠がいます。
習っている先生を師匠と呼んでいるわけではなく、本当に師匠なのです。
 この時代に師匠や弟子なんてものが本当にあるのかといわれそうですが、弓道の世界にはまだそういったものが残っているのです。
 流派を引き継ぐときには、儀式と巻物によって免許皆伝を行います。

 今日はそんな僕の師匠が教えてくれたことで、僕の心に残った言葉をみなさんにお話ししたいと思います。
 弓道は的まで28メートル。的の直系が36センチ。矢を飛ばす手が3ミリずれると矢は的に飛びません。実はなかなかシビアな競技なのです。 試合で緊張したとき、調子が悪いとき、いつも僕の師匠が言うのが、
「的は絶対に動かない。動いているのはいつも君の心のほうだ」という言葉。
「なんでも一緒。目標とするもの、やるべきことはいつだって動かない。動いているのは、自分の心なんだよね。自分の心が動けば矢は的に中たらない。目標に届かないんだよね」と。

 さて、明日(5/16)から中間試験です。心を前に向けて、さぼってしまおうとする自分の心を律して試験に臨みましょう。

おはようございます。平成30年度 先生方による朝のお話のスタートです。
トップバッターは中学1年副担任、家庭科のK.Sです。今年度で聖和に勤務して38年目になります。
この朝のお話は、私の記憶は定かではありませんが、勤務した当初からあったと思います。当時は先生一人で1週間ずつ担当し、火曜日から金曜日まで4つの話を準備しなければなりませんでした。常に話のネタを探していました。シリーズ形式にしたり、クイズ形式にしたり、童謡を1曲ずつ流された先生もいらっしゃいました。
 現在は1年間に1、2度担当と大変楽になりましたが、皆さんのためになる話をと思うとプレッシャーがかかります。しかも今は聖和のホームページの「心のとびら」として掲載されます。これまた、文字になって残るとなるといろいろ内容に悩むところなのです。
また、この放送室で話すのは、何度経験しても慣れず、緊張してドキドキするは、息ができなくなって苦しくなるは、で大変なのです。
 さて、前置きが長くなりました。
今朝は30年くらい前の朝の話で、私がずっと言い続けてきたことです。
それは、「自分の誕生日を親への感謝の日」として過ごすということです。
ある雑誌で見た記事なのですが、誕生日を祝ってもらうのではなく、逆に自分を生み育ててもらったというお礼の日として、父母や家族に感謝の気持ちを送るという過ごし方です。
素晴らしい考え方だと感心し、ずっと生徒のみなさんに伝えてきました。
簡単そうで実はなかなか難しいものです。
 もちろん、誕生日だけではありませんね!早速、次の日曜日は5月の第2日曜日は「母の日」、6月の第3日曜日は「父の日」です。感謝を伝えるチャンスはたくさんあります。ぜひ作戦を立てて実行して欲しいと思います。

 私事ですが、来週、私の初めての陣痛記念日がやってきます。初めてのお産は不安と緊張でいっぱいでした。もちろん苦しかったです。夜中の1時に陣痛が始まり、夜の9時半ごろにやっと長男は生まれてきました。忘れられない出来事でした。
 さて果たして息子は感謝の日として過ごしてくれるのでしょうか?
我が子はなかなか思いどうりになりません。
今朝はこれで終わります。