心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

 みなさん、うきみそーち。わんなーや野村夏姫やいびーん。改めましておはようございます。沖縄出身ということで、琉球方言であいさつをしてみましたが、聞き取れたでしょうか。先日セブンイレブンが初めてオープンしたとニュースになっていた沖縄ですが、みなさんもご存じの通り、沖縄はとても独特な文化を持っています。そんな場所で過ごしていた私が、今日は少しだけ文化についてお話をしたいと思います。

 私は4年前に長崎に来ましたが、沖縄にいた時よりも今のほうが沖縄の文化や伝統について考えることが多くなりました。それは、私が長崎の文化を経験したからだ、と思っています。
 皆さんと話していて、「荷物をからう」「箒ではわく」などたくさんの長崎弁に触れたこそ、自分の持っている方言について考えるようになりました。長崎の「ちゃんぽん」や種類の豊富な「天ぷら」を食べたからこそ、自分の食べてきた伝統料理について考えるようになりました。

 別の文化を知ることとは、実は自分の文化を知ることと同じなのです。他との違いを知ることで、自分が当たり前だと思っていた文化が特別なものだったのだと、初めて知ることができるのです。

 近年よく話題に上がる“異文化理解”とは、自分自身の文化を知ることにもつながるのです。
逆を言えば自分の文化をよく理解していると、他の文化の良さや、違いをより一層感じることができます。
 もうすぐ、夏休みがやってきますが、佐世保の文化を知るためにも、ぜひ色んな県や国を訪れてみてください。外に行った分だけあなたの文化は広がります。あなたの文化を、どんどんグローバルなものにしていってください。
 中学一年副担、英語科のN.Nでした。
今朝はこれで終わります。