心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。

普段は車に頼りっきりの私ですが、先日、2、3年ぶりにMRに乗る機会がありました。今日は、その時の話をしたいと思います。

小学校高学年くらいの女の子と、小学校低学年くらいの男の子、そしてその子たちのお母さん。3人は車両の中央付近の向かい合う席に座っていました。私が電車に乗って、1、2分経過した後、女の子は男の子に「お前のせいだろ」、男の子はそれに対して「ふざけんな」と、どうやら兄弟喧嘩をしているようでした。4、5メートル離れたところに座っていた私のところにも単語が聞こえるくらいの声でしたので、まあまあ大きな声だったと思います。他にも「まじしね」「まじ殺す」などの乱暴な言葉が次々に社内に響いていましたが、横にいるお母さんは携帯に夢中で、目の前でくり広げられている2人のやり取りには無関心。お母さんにとっては日常茶飯事なのでしょう。

私は、まあ、「子どもの兄弟喧嘩だから・・・」と、BGMにように聞いていて、そうしているうちに目的地に着いたので、見届けないまま電車を降りました。電車を降りた後、そのあとどうなったのかも気にはなりましたが、電車に乗る前までの楽しい気持ちが、降りた後すっかりなくなってしまったことに気が付きました。

自分に言われているわけではないですが、乱暴な言葉というのはやはり、聞いていて気持ちのいいものではありません。

 

学校の中でも、たまに、乱暴な言葉を耳にすることがあります。

どんなに仲の良い友人同士で、言っている本人は冗談のつもりでも、気づかないうちに、“本当に”傷つけてしまっていることもあります。

口癖になっていたり、たとえ悪気はなくても、傷つく人がいる、嫌な気持ちになっている人がいる、ということを忘れてはいけません。

私の今回の立場のように、もしかしたら、それが聞こえる周りの人にも迷惑をかけてしまっているかもしれません。

 

せっかく口にする言葉なら、人の心を癒すために、自分を成長させるために、出来るだけ前向きな言葉を使いたいものです。

「言葉遣いが丁寧で、自然に相手を気遣うことのできる人」、そんな人はつい目で追ってしまいますし、私は、素敵だなぁ、マネしたいなぁと思います。

自分が心がけることによって、もしかしたら友達も、周りの環境も、少し変わってくるかもしれません。

どんな環境を作るか、どんな人間関係を築くかは、自分の選択次第です。

今朝はこれで終わります。