心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

2019/10/22
M.O

昨年、退職された英語科、S先生の「ノミのジャンプ」の話を思い出しますか?「負け・失敗・挫折」を経験したときに、『自分の限界』を決めてしまえば、ノミとコップの話にあった「跳べないノミ」 になってしまうと言う話。

今日の話は、この「跳べないノミ」に、ある人が言った、なるほど話 を紹介します。

さて、この「跳べないノミ」を、もう一度コップよりも高くジャンプさせるためにはどうすればいいのか。

 それは、もう1匹の高く跳べるノミをコップに入れること。跳べるノミを見ることで「跳べないノミ」は自分自身を取り戻し、コップを跳び越えられるようになるそうです。

だから、「跳べないノミ」になる程度なら、まだ大丈夫というのです。そして、実は「跳べないノミ」よりも、もっと心配しなくてはならないノミがいる。と言います。「跳べないノミ」よりも、もっと心配しないといけないノミとは。

 「跳べるノミ」を見ても、跳ぶことができないノミです。「跳べるノミ」を見て、それでも「跳べないノミ」とは、「あいつはもともと、ジャンプ力がすごいし」とか、「このコップの中に居たいから、あえて跳ばないだけだし」などと言い訳し諦めているノミ。「なんだ、あいつでも跳べるんだ」と考え、もう一度 自分を信じて跳べばできるのに、自ら壁をつくったり、自分を正当化することで、「自らの力」を発揮できないのです。

 「負け・失敗・挫折」を経験したとき、それを糧とするのか、自ら壁をつくってしまう  のか、自分を正当化する材料にするのかは自分次第です。あの時の負け、あの時の失敗、あの挫折。可能性に「限界」を感じ、跳べないノミになる程度なら、まだ、大丈夫です。大切なことは、跳べるノミと 一緒のコップに入ること。そこで、「自分はもっと跳べるはず」と考えることができるようになることです。

自分を「跳べるようになるノミ」にしてくれる『仲間』。そして、自分の可能性を信じる「自分」。

 私たちに無限の可能性があるのは間違いありません。『良き仲間』とともに、無限の可能性がある『自分の力』を信じて、これからも、頑張っていきましょう。