「すみません…」(H25.5.14(火)朝の話)
2013.05.14     Y.M.
おはようございます。

私は今から約3年前ホテルのコンシェルジュというお仕事をしていました。ホテルは宿泊するだけの場所ではありません。見学にいらした方、レストラン利用の方、カフェでくつろぐ方、結婚式・披露宴を行う予定のカップル、会議に出席する方…様々な目的でお年を召した方から赤ちゃんまで実に様々な方にお会いできる素敵な場所です。しかしながら、時として全く予想外のご質問を受けることも多々ありました。

ある日、お食事にいらした年配の女性のお客様をお見送りしていた際に、「こちらのホテルには、窓がいくつあるのかしら…」とふと漏らされたことがありました。ホテルマンになって間もない私は正直、何とお答えしたらよいのか一瞬凍りつきました。なぜなら、恥ずかしながら、当時の私は仕事をする側からの目線だけで、窓がこんなにいっぱいだと掃除が大変だな… と思うだけで、窓の数など考えたことすらなかったのです。
数あるホテルの中から、私たちのホテルを選んで足を運んでいただいたお客様に、「できません」「分かりません」は絶対に通用しません。だからと言って、適当に流したり、嘘をつくのはもっての他です。その事だけは肝に銘じていたことでした。しかし、だからと言ってその時お帰りになられるお客様を待たせて、館内のあちらこちらにある、大小さまざまな窓を数えてまわることが親切なことだとは思えませんでした。

その答えが正しいものかは分かりませんが、とにかく当時の私の中では精一杯、失礼にならないようにとお答えをしました。
「お客様、申し訳ございません。私、毎日館内の窓を磨いておりましたが、実は、いつも窓から見えるすてきな景色に見とれているばかりで、今まで窓の数まで気に掛けたことはございませんでした。教えていただき、本当にありがとうございます。お客様のまたのお越しの際までに、館内の窓の数と一番素敵な景色が見える窓を探してみたいと思います。その際には、ぜひご案内をさせて下さい。」
…このようなことをもっと自然に言ったと記憶しています。

残念ながら、そのお客様にお伝えする機会がないままになってしまいましたが、その後、館内の飾られている絵画について、建物の木材や石材の名前、産地、メーカーなど気になったことは何でも調べました。次にどんなお客様から、どんな質問がきても絶対に答えたいという思いから始めたことでしたが、ホテルのことを知ってますます愛着が湧いてきました。
人間誰しも知らないこと、分からないことがあって当然だと思います。大切ことは、その後どう考え、どう行動するかなのではないでしょうか。

学校では、忘れ物をした時の「忘れました」、授業で指名された時の「分かりません」という言葉をよく聞きます。しかし、それはただの報告にすぎないと私は思います。だからその後にあなたが何をしようとするのかを考えて、できれば口に出して、行動して、はじめてあなたの「すみません」という気持ちが相手に伝わるのではないでしょうか。誠意を見せることは、人と人とが関わり合う中でとても大切なことだと思います。あなただったら、「すみません」の後に、どのような言葉を付け加えますか。または、どのように行動しますか?

さて、少し偉そうなことを言いましたが、もちろん、私が中学生・高校生の時にそんな事を考えていたかと言うと…働かせていただくようになってから、周りの人たちから学んだこと、気付かされたことが沢山あります。私が気付いたことを自分の後輩である皆さんたちに、少しでも還元できたらと思っています。
私は、聖和の皆さんには、周囲から自ら学ばせていただくという常に謙虚な姿勢で、そして、ただ指示を待つのではなく、自分自身で考え、行動ができる人になってほしい。「やっぱり聖和出身の生徒さんは相手への気遣い・心遣いがすばらしいね。」そう一人でも多くの人に思っていただけるような人になってほしいと願っています。そのような思いで、私はこの聖和女子学院でお仕事をさせていただいています。

さあ、今朝もすてきな笑顔と挨拶から一日を始めましょう。
母校である聖和が大好きで、誇りに思う!!(3/19朝の話)
2013.03.30     戸田 佳奈
おはようございます。1年Eクラス英語科担任の戸田です。
みなさん、今日はいよいよ今年度最後の行事でもある合唱コンクールですね。今までの練習の成果を00%出し切ってがんばってください。
つい先日の話です。4年前に聖和を卒業した生徒3名が学校に遊びにきました。3人とも就職が決まり4月から晴れて新入社員になるということで、期待と不安でいっぱいの表情でした。高校卒業以来会ってない生徒もいたので、私たちは思い出話に花を咲かせました。さて、その中の1人はご両親が佐世保市内にある病院を経営されており、その生徒がつぎのように話してくれました。彼女のお母様が彼女にこう言ったそうです。「いろいろな人をうちの病院で雇うけど、やっぱり聖和の子は違う。聖和の子はみんな努力家で頑張り屋さんよ。」
さて、これもまたつい先日、聖和の卒業式があった日のお話です。卒業式後、ほとんどの生徒が帰り、静まりかえった校舎で、高3の卒業生の一人にバッタリ下駄箱で出くわしました。私は、「おめでとう!」と明るくお祝いの言葉をかけました。今だから言えるのですが、その生徒さんは、先生にもたくさん怒られ、指導も何度となく受けて、挙句の果てには学校を辞めたいと思ったこともあるような生徒さんでした。さて、私になんと答えたかというと・・。「先生、私、あの時辞めんでちゃんと卒業して良かった。先生、私やっぱり聖和が大好きです。」
私もこの聖和という学び舎で中学・高校の6年間を過ごしました。私の姉も卒業生、いとこも卒業生、そして聖和時代のたくさんの私の友人もみな卒業生です。もちろん、学校にも坂口眞理子先生や富崎好子先生、梶谷先生、鐘ヶ江先生、清水先生、事務の濵瀬さん、谷口先生、川本先生に松隈先生が卒業生でいらっしゃいます。みんな母校である聖和が大好きだし、誇りに思います。
今年度の卒業式では、普通科第58回、英語科第28回の卒業生たちを送り出しました。今年度の卒業生までの人数をトータルすると、普通科は8,038名、英語科は963名、合計9,001名が巣立っていきました。卒業する際には、必ず聖和の同窓会である聖苑会に入会します。みなさんを見守っているのは、ご両親や先生方だけではないんです。あなたたちの強い味方である先輩方が約9,000人世界各国にいるんです。聖苑会では、みなさんが心地よく学校生活を送ることができるよう、様々な活動をして、学校に寄付をしたりと大きな貢献をしてくださっています。毎年夏には、盛大な同窓会も行われ、世代を超えて楽しい交流をします。みなさんのためにたくさんのご支援をしてくださったり応援してくださっている聖苑会です。現在フェイスブックも立ち上げられております。もしよければ覗いて、先輩方のご活躍を見てみてはいかがですか?いずれ、あなたたちもその仲間に入ります。先輩が道しるべを作ってくださるからこそ、あなたたちも安心してその跡を歩むことができるのです。そのようなつながりを大事にしましょう。私たちは聖和ファミリーです。ファミリーだからこそ、みなさんの明るいニュースを聞けば嬉しく思い、暗いニュースを聞けば、残念に思います。
さて、今回の聖苑会賞は、どのクラスが勝ち取ることができるでしょうか。9,000人の重みがある貴重な賞です。みんなで気持ちをひとつにし、今までの中で一番美しい歌声を披露してください。私も、みなさんの先生として、そして先輩のひとりとして、応援しています。
今朝は、これでおわります。
「時間の使い方」…朝の話:H25.2.26(火)
2013.03.01     T.A.
おはようございます。
今年度も後1ヶ月、卒業式と学年末考査を残すのみです。
少し早いですが、3年生のみなさん、卒業おめでとうございます。
さて、1・2年生のみなさん、テスト勉強は捗っていますか。
残された時間は少ないですが、すべての時間をテスト勉強に回せるわけではないし、
回せたとしても十分な成果が得られないこともあります。
テストに限ったことではないですが、時間の使い方について、いくつか述べます。

1.量より質にこだわること
時間だけだらだらと費やし、やった気になってませんか。
大事なときに、成果を出す集中力が大切です。
2.目標をしること
定期試験、模擬試験、受験、或いは部活動の試合などで、
何が成果といえるのかを知ることで、質の向上に繋がるはずである。
目標とは、どれだけ時間を費やしたかではない。
3.不必要なものを捨てる勇気を持つこと
目標の達成に必要ない事は、時に捨てることも大切です。
何が重要なのか、優先順位をはっきりさせておくと、迷いは生じないなずです。
4.お手本を見つけること
時間は全員に等しいのに、素早く、そつなくこなす人が周りにいませんか。
じっくりと観察し、自分との違いを知り、見習いましょう。

何かと言われていることばかりですが、時間とは限りがないようで、限りがあります。

試験まで…試合まで…受験まで…卒業まで…
時間の使い方は人それぞれであるが、どうせなら、より充実したものにしたいです。
机の上の、小さな梅のつぼみが咲きました…
2013.02.24     職員
「カメラ向け、手折れし庭の梅蕾、 机の上に、笑顔咲くらむ」
by ひとり


まもなく、巣立つ卒業生を祝福するように、机の上に置いていた、一輪の梅の小枝。
可愛らしいつぼみが、誇らしげに開花し、見る者の心にまで元気を届けてくれます。






「ひび割れの壺」…(H25.2.13 朝の話)
2013.02.13     E.N.
おはようございます。今日は、みなさんに、
インドの『ひび割れ壺』のおはなしをしたいと思います。


<ひび割れ壺>
インドのある水汲み人足は2つの壺を持っていました。
天秤棒の両端にそれぞれの壺を下げ、彼は水を運びます。
片方の壺には、ひびが入っていました。
完璧な壺が小川からご主人様の家まで一滴の水もこぼさないのに対し、
ひび割れ壺はいっぱいまで水を汲んでもらっても家に着く頃には半分になってしまいます。 

完璧な壺は、いつも自分を誇りに思っていました。
なぜなら、彼は本来の目的を常に達成することができたからです。
ひび割れ壺は、いつも自分を恥じていました。
なぜなら、彼はいつも半分しかその目的を達成することができなかったからです。

二年が過ぎ、すっかり惨めになっていたひび割れ壺は、ある日、川のほとりで
水汲み人足に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。そして、あなたにすまないと思っている。」
「なぜそんな風に思うの?何を恥じているの?」水汲み人足は言いました。
「この二年間、私はあなたのご主人様の家まで水を半分しか運べなかった。
水が漏れてしまうから、あなたがどんなに努力をしても、その努力が
報われることがない。私はそれが辛いんだ。」と壺は言いました。

水汲み人足は、ひび割れ壺を気の毒に思い、そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る途中、道ばたに咲いているきれいな花を見てごらん。」
てんびん棒にぶら下げられて丘を登って行く時、ひび割れ壺は、お日様に照らされ
美しく咲き誇る道ばたの花に気づきました。

花は本当に美しく、壺はちょっと元気になった気がしましたが、ご主人様の家に着く頃には、
また、水を半分漏らしてしまった自分を恥じて、水汲み人足に謝りました。

すると彼は言ったのです。
「道ばたの花に気づいたかい?花が、君の通る側にしか咲いていないのに気づいたかい?
僕は君からこぼれ落ちる水に気づいて、君が通る側に花の種をまいたんだ。
そして君は毎日、僕たちが小川から帰る時に水をまいてくれた。
この二年間、僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。
君があるがままの君じゃなかったら、ご主人様はこの美しい花で家を飾ることは
できなかったんだよ。
」と。
おしまい。