「己巳己已巳」(きみこいし)」…(H25.2.12 朝の話)
2013.02.13     M.S.
2月4日立春を過ぎ、運気が変わる月になりました。

今年1月5日付「西日本新聞」にとっても懐かしい言葉を見つけました。
それは、今は亡き母が、中学生だった私に教えてくれた漢字の覚え方でした。

今年は「巳」年、この漢字は「み」、「し」とも読みます。
陰暦三月の最初の巳の日を「上巳」(じょうし)と言って、
三月三日のひな祭りのことです。

この「巳」と似た漢字を2つ思い浮かべてみましょう。実際に黒板に
書いてみるとわかりやすいですね。三文字とも画数は三画です。

1つは「己」(「おのれ」)、「こ」、「き」、「つちのと」とも読みます。
2つめは古典文法でおなじみの「已然形」の「已」「い」、
「すで(に)」、「や(む)」「のみ」とも読みます。
この3つの漢字の覚え方です。三画目の位置をよく見てくださいね。

「『み』は上に、『おのれ』『つちのと』下につき、『すでに』『やむ』『のみ』は半ばまで」

母が教えてくれたあの時の様子がありありと浮かんできました。

記事の結びには、これらの漢字の読みから、「己巳己已巳」(きみこいし)と覚えては?
とあって、往年の名歌手フランク永井が歌った同じ曲名(「君恋し」)を知っていた私は
思わず笑ってしまいました。

日本には、古くから知的遊戯とも言うべき、「言葉遊び」が広く貴族の間で行われていました。枕詞、掛詞、縁語などを駆使した大和歌、和歌が親しまれ、深く浸透した理由のひとつかと思います。

さて、最後に生徒のみなさんに問題です。

「子ども」の「子」、この漢字を12つなげて、何と読むでしょうか?
「子子子子子子子子子子子子」

漢字以外に、同じひらがなが2文字入ります。これがヒントです。

答えがわかった生徒さんは、メモ用紙で結構です。
学年、クラス、答えを明記の上、私までどうぞ。本日(2/12)の午後1時締切です。
ささやかですが、ご名答賞をプレゼントいたします。お待ちしています!

〔解答〕
(ねこのここねこ ししのここじし) でした。
「私を支える母の教え」…(H25.2.6-朝の話)
2013.02.06     H.K.
昨日は、ご存じの通り一般入試が行われました。
係の為、学校に来ていた生徒のみなさん、本当にありがとうございました。
受験した中学生が、私に「本当に先輩が優しくて、緊張がほぐれました。」と
そっと耳打ちし、思わず笑みがこぼれました。

 私は、早朝、いつもみなさんがお世話になっている伊万里線のバスの運転手さん、
 I さんと共に受験生のお迎えに行きました。 I さんの深イイ話や思い出など、
話が尽きないものでした。歳を取れば取っただけ、思い出も多くなるものだと思いました。
その中で、自分が少し歳を重ねたからこそ、思い出されることといえばやはり母の教えです。
23歳を越した今も、昔、母からいわれたいくつかの注意を守っています。厳しいものもあり、
周囲はいつも笑っていましたが、そこには「社会に出て恥をかかないように」という母の愛情が
ありました。その中の1つを紹介したいと思います。

 「些細な約束でも大切にしなさい。」という言葉です。どのような約束事も、お互いの
信頼がなければ成り立ちません。しかし、人は、対象や内容によって約束の重要度を図ります。
 例えば、「この約束は、家族とのだから破っていい。」「自分一人がごみを捨てても構わない
だろう。」「この課題は、来週までにだせばいいや。」、「この人は優しいから、遅刻しても
怒らないだろう」のように、自分の都合のよい解釈をし、破約を正当化しようとする、
みなさんにそんな経験はありませんか。

 約束事の内容や対象によって「守る」「守らない」が決定されることはよくあることです。
しかし、些細な約束を守れない人にどうして重要な約束が果たせるのでしょうか。

 この母の教えは、約束の重要度にかかわりなく、常に謙虚に誠実に信頼を高めていく生活を
送りなさいという意味を持っているような気がします。人間や自然との決め事を自身の中で
しっかりと据え、自分に嘘をつかない生き方をしたいと思いました。
 今朝の話はこれで終わります。
「ノミ(蚤)の悲劇」(1月22日 朝の話)
2013.01.23     K.S.

皆さん,おはようございます。
 今朝は「ノミの悲劇」というお話をしたいと思います。

皆さんは「ノミ」という生き物をご存知ですか。ノミとは,体長が一ミリにも満たない寄生昆虫で,人や哺乳類などに寄生して時々吸血,つまり血を吸ったりする生き物です。最近ではめったに見られなくなりましたが,私が子供のころはよくこのノミに刺され退治をしたものです。

しかしこのノミはジャンプ力が物凄く,2メートル以上つまり床から天井の高さくらいなら簡単に跳ぶことができるそうです。NBAのマイケルジョーダンのジャンプ力が1メートル22センチということですから,このノミは人間のジャンプ力をはるかに上回ります。オリンピックなら楽々金メダルです。いわばノミに備わった敵から身を守る唯一の防御法なのでしょう。目の前にいたはずのノミが,一瞬のうちに姿を消して人間の視界から消えてしまうことも充分にありえます。

そんなジャンプの金メダリストのノミですが,高さ30センチくらいのふたのついた箱の中に入れられてしまうと,箱から出ようと何度も何度もジャンプを繰り返し,ふたに衝突します。箱から逃げようと必死になって得意のジャンプを繰り返すわけですね。ジャンプしても逃れられないことがわかると,あきらめてしまい,ジャンプさえしなくなります。

しかしここからノミの悲劇が始まります。ノミの入った箱のふたを取っていつでも逃げられるようにしてあげても,かつては2メートルものジャンプ力を誇ったノミは,30センチも跳べなくなってしまい結局一匹も箱から逃げ出すことは出来なくなってしまいました。

なぜ今朝この「ノミの悲劇」というお話をしたかもうお分かりですね。

勉強面・部活動・毎日の学校生活で,ちょうどノミのように壁にぶつかることはたくさんあると思います。本来はもっと出来るはずなのに,こんなはずではないのにと思いながらも,壁にぶつかってしまい,苦手意識を感じ,「もう無理だ」とあきらめてはいませんか。

皆さんに立ちはだかる壁はどれも,ノミを入れた箱のふたに過ぎません。軽いふたもあるでしょうし,なかなか開かないふたもあるでしょう。でも何度もチャレンジしているうちに,ふたは必ず開きます。ですから高い目標を持って毎日の生活に臨んでほしいと思います。ノミの悲劇を繰り返さないためにも。

今朝の話はこれで終わります。
今日も一日がんばっていきましょう。
試験に対する私見(H25.1.15 朝の話)
2013.01.17     K.O.
 新年を迎え、すでに2週間が過ぎました。年齢を重ねるたびに、1年間が本当にあっという間に過ぎていくような気がいたしますが、若い皆さんは、どうなのでしょうか。

 さて、今度の土日は大学入試センター試験が実施され、全国の多くの人や、本校からも3年生の生徒たちが受験します。さらに、それに合わせて高校1年生と高校2年生も来年・再来年の受験のことを考えて、別会場で時間をずらして同じ問題に挑戦します。そこで、今日みなさんにお話ししたいことは、そもそも試験とは何なのか、何のために実施されるのかということについて、そのほんの一部についてのお話です。

 大学受験方法の違いとか、傾斜配点がどうだとかいった詳しい内容については、担任の先生方や進路担当の先生方に聞いてください。

 まず、試験とは何なのかの1番目の答えは勿論、「いま現在のあなたの学力を試すもの」です。基本的な知識が身についているか、基本的な判断力があるか、目に見えないことに思いを巡らして考えることができるのか。ものごとを論理的に思考できる力があるか等々、その試験の得点で、その人の学力が試されます。

 では、その学力を試す理由は何なのか?

 それは、大学に入学して、さらに高度な学問を勉強しようとするときに、問題を解決する基本的な力が備わっていないと困るからです。参考となる資料を探したり、さまざまな文献を紐解いて研究するときに、理解したり読み解いたりする学力がないと困るからです。

たとえば、東京外国語大学の外国語学部フランス語学科で勉強しようとするときには、大学入試では、特に英語の学力がしっかりと見られます。それは入学して初めて学ぶフランス語の講義が、日本語ではなくすべて英語で授業されるからです。さらに大学2年生からはフランス語の授業がフランス語でなされます。英語が理解できない人にとっては、大学1年生の時点で、留年がほぼ決まってしまいます。では英語だけができれば良いのかというと、そうでないことも当然理解できますよね。テキストに書かれた内容には、フランスや世界の歴史だとか、あるいは日本語の文法を理解していてもなかなか理解できない文法だとか、テキストの内容によってはあらゆる科目の総合的な力も要求されるでしょう。

よく生徒の中に、情報でも宗教でも家庭科でも、時には数学や理科でさえ、受験科目にないから必要ない、無駄だと考える人がいます。しかし、それは真の意味での勉強をしていることにはなりません。勿論、今受験が目前の3年生に、今こそ「情報の科目」に力をいれなさいとか「保健」の教科書の内容を覚えなさいと言っているのではありません。

高校1・2年生や中学生のみなさんに、入学試験に合格するためだけの、受験に必要な科目だけの勉強ではいけないとわかってほしいのです。簡単な算数さえできない大学生が増えているそうです。世の中に出ても、本を読まない大人やまともな文章が書けない人になったりします。場の空気が読めない人、問題の解決能力や物事の判断力に欠けた人になって、やがて仕事ができない浮いた存在になってしまうかもしれません。

少し、話がわき道にそれてしまいました。どうか受験を控えた3年生のみなさん、受験直前まで粘り強く取り組み、今まで培ってきたその学力を十分に発揮してほしいと願っています。

今朝は、これで終わります。
「百聞は一見にしかず」(12月18日 朝の話)
2012.12.19     M.A.
 先週、高校二年生は修学旅行で沖縄に行ってきました。
平和学習をしたり、いろいろな観光地を回ったりと、とても充実した4日間に
なりました。

2年生は5分前行動がきちんとできていて、いつも以上にテンションが高くて
とても
楽しそうにしていました。


 私は今回初めて沖縄に行きました。
そこで、私が特に印象に残っているのが「米軍基地」です。
テレビのニュースや新聞などで話題になっているので、なんとなくは知ってい
ましたが、
バスガイドさんの説明を聞いていると初めて知ることばかりでした。

例えば、嘉手納基地がある嘉手納町は、85%の面積が基地に使われ、残りの
15%に
住民が住んでいるそうです。そう言われて町を見ると、道路の片側は
どこまでも芝生の
広がる嘉手納基地、反対側は密集した住宅地。基地は、ただ
芝生が広がっていているだ
けで、土地がもったいないと思ってしまいましたが、
何もない芝生の下にも爆弾や石油

などが収納されているそうです。いつも危険と隣り合わせで生活しているとい
うことが
分かりました。基地は、沖縄にとってプラスの面もマイナスの面もあり、
どちらがいい
と私は言えませんが、「知る」ということは大切だと感じました。


 特にこの修学旅行を通して、「百聞は一見にしかず」ということを思い知ら
されました。
百回聞くよりも、たった一度でも自分の目で見たほうが確かだと
いうことです。

 これから冬休みに入ります。せっかくの長期休暇なので、いろいろなところ
に出かけてみて、
自分の知識を増やしてみてはどうでしょうか。