「これまでの自分。これからの自分」(10月23日 朝の話)
2012.10.24     T.O
 30歳という節目の年を目前に控え、20歳、10歳の頃をよく思い出します。20年前の夏、25メータープールのスタート台に立っていたその日は、タイム測定のテストがありました。カナヅチで、それまで25メーターを一度も泳ぎ切った経験がなく、極度の緊張で青ざめ震えていたのを覚えています。記録は3分15秒。飛び込みでは水面に腹を打ちつけ、激痛に耐えながら、プールの底に足をつけることなく、たくさんの水を飲み込み、クロールが続かず犬かきも交えながら、息も絶え絶えにゴールへ辿り着きました。もちろん、他のコースで泳いでいた友だちはとっくにゴールしており、プールサイドで百人以上に見つめられながら応援されながらのゴールでした。初恋の同級生がプールサイドで見ていたことも、最後まで泳ぎ切れた要因かもしれません。

 人並みに泳げるようになった今でも、得意ではなくむしろ嫌悪感を抱いている水泳。付き合いでプールや海水浴へ遊びに行く時は、恰好だけでもつけようと、腹筋や胸筋をムキムキに鍛えていた若かりし自分。とにもかくにも、無我夢中に、もがき、苦しみ、やりきったあの3分15秒は、計り知れない自信と達成感、誇りを私に与えてくれました。

それから約2年後、第一目標にしていた中学校の入試会場で、『遠泳』をテーマにした国語の物語文と対面した私は、手も足も出ませんでした。『遠泳』の意味そのものが分からないので、物語の背景や登場人物たちの気持ちが全く理解できなかったのです。得意にしていた国語で点数を稼げなかったのが致命傷となり中学受験は失敗。父親の勤務先でもあり、広島県内で最もレベルの高いカトリック教育を実践していた学校でもあったので、これは大きな大きな挫折でした。

 去年の朝の話で私は『人生とは交差点の連続であり、どっちへ曲がるか、曲がらされるかを繰り返し続けて今の場所にいるのだ』という旨の話をしました。今、聖和で、社会科の教師として話が出来ているのもこの挫折があったから、そう思えば後悔はしていません。ただ、今でも反省をしています。

 もっともっと言葉を、単語を、熟語を、表現を、常識を知らなければいけない、貪欲に学ばなければいけないということです。「一円を笑う者は一円に泣く」という格言ではありませんが、「知らなかった1つ、知ることを怠った1つが命取りになる」ということも人生にはつきものなのです。

 賢い皆さんはきっと、教科や科目で向き合っている「1つ1つ」を、これまで以上に大切にしてくれると信じています。若い皆さん、もがいていますか?何事にも真剣に取り組んでいますか?オンとオフの切り換えはしっかりできていますか?先生方の言葉には真剣に耳を傾けていますか?今日の6時間、ないしは7時間の授業でいくつ学べますか?気は早いですが、11月の期末考査、卒業考査、全力投球で臨んでください。受験生は最後までねばる。以上です。
「言語が、消滅危機!?」 (10月17日水 朝の話)
2012.10.17     H.T.
昨日、「ことば」についてS先生がお話しされましたが、今日はその第2弾です。
さっそくみなさんにクイズです。
世界にはおよそ5000もの言語が存在するということ勉強しましたが、その中で
消滅しそうな言語はどれくらいあると思いますか?

 100言語 1000言語 2500言語
答えは③番の2500、つまり約半分の言語が現在、消滅危機にあります。
実際にはもっとだ、とも言われています。


昨日のお話にもありましたが、言語は文化と密接であるとおっしゃられていましたね。言語が消滅するということは、その背景の文化も消えてしまうということです。

英語科の私としては、英語を皆さんに頑張って習得してもらいたいと思っています。
でもそれと同時に自分の文化にも目を向けてほしいと考えます。
私たちの住む日本にも、アイヌ語や琉球語など消滅危機の言語があります。
自分たちの身近では、おじいちゃん おばあちゃんの方言が分かりますか?

世界の共通語となっている英語はたくさんの人々と話すことができますし、
また経済的にも大変重要なツールです。

しかしグローバル化にともなう単一化は、便利ではありますが同時に多様性を
失ってしまうことになります。


異なっているからおもしろい。違うから知りたい。
みんなが一緒であればこの世の中は何かつまらにものになってしまいそうですね。
英語の教員として皆さんに期待することは、外国語を勉強することによって日本語や日本文化の素晴らしさに気付いてほしいと思います。
私達の先祖が歴代築いてきた身近な文化を知り、世界に広めていく人材に
なってください。
そのためにも一生懸命英語の勉強をしましょう。
「魔法の言葉」  (10月16日-朝の話)
2012.10.16     K.S.
皆さん,おはようございます。
今朝は「ことば」についてお話します。

まず,クイズから始めましょう。もちろんことばに関するクイズです。
よく聞いて考えてみてください。では始めます。

日本語をはじめとして,英語,フランス語,韓国語,中国語など世界中にはさまざまな言語がありますが,いったいいくつぐらいの言語が存在すると思いますか。次の3つから正解を1つ選んでください。
1 500言語   2 5000言語   3 50000言語

正解は2の約5000言語です。皆さんの答えはいかがだったでしょうか。きっとその数の多さにびっくりしたことと思います。

5000もの言語の背景には,5000の文化が存在します。わが国にも,日本文化に根ざした独特の表現があります。
「○○君はまだまだ序の口だぞ」という表現は相撲に,
「○○○さんに一目をおく」という表現は囲碁に由来しています。

このような表現は他のどの外国語にも存在しません。このほかに,日本語では自分のことを言うときに,「私,僕,あたい,俺,わし,うち,おい」などさまざまな表現がありますが,英語でIしかありません。逆に,外国語の中には,日本語にないような表現や単語がたくさんみられます。

でもこの地球上に存在する5000言語すべてに共通したことばや表現があることをご存知でしたか。
その頭文字をとって英語では,「STEP」,日本語では「オアシス」と表現されます。
それは,次の4つのことばです。
STEPのSはSorry,TはThank you,EはExcuse me,
はPleaseです。
日本語はもうお分かりですね。
はお願いします,は有難うございます,は失礼します,はすみません となります。これらのことばは,世界中どの国に行っても,お互いに共同生活をしていくうえで必要だということです。逆にこれらのことばがちゃんと使えないと,どこに行っても苦労するということです。
皆さんはこれらのことばを,心を込めて相手に伝えていますか。私はこれらのことばは,相手を幸せにしてくれる魔法のことばだと思っています。まだちゃんと伝えられていない皆さん,明日といわずぜひ今日から実行してみてください。そうすれば,きっとみなさんのまわりの世界が大きく変わってくると思います。

今朝の話は以上で終わります。今日も一日頑張っていきましょう。
有難うございました。
「オンとオフ」  (9月26日水 朝の話)
2012.09.26     T.Y.
9月23日(日)にハンドボールのプロリーグの試合を見に行きました。佐世保市の体育文化館で行われ、大崎電機と琉球コラソンが対戦しました。大崎電機といえばハンドボール界で有名な宮崎大輔選手が所属しているチームです。その宮崎選手はテレビ等にもよく出演している方なのでやはり圧倒的な存在感がありました。かっこよかったです。宮崎選手がバスから降りるとその周りには熱狂的なファンの人だかりができ、宮崎選手がベンチから立ち上がるだけで会場がどよめき、宮崎選手がコートに入ると盛大な拍手が起こり、宮崎選手がシュートを決めるとそれは必然的に絶叫に変わっていました。さらにこの日は宮崎選手がプロリーグ通算700得点目という記念すべき得点をたたき出したので、会場は宮崎大輔一色で大いに盛り上がっていました。宮崎選手おめでとうございます。
そんな話はさておき、私はハンドボールの顧問ですので、そんなスーパースターよりも選手たちの試合前の練習に目が釘付けで、どんな練習をしているのかをチェックするのに夢中になっていました。そこで感じた正直な感想は、休日の公園で若者がボールを使って遊んでいるといった感じでした。のんびりキャッチボールをする人もいれば、試合用のボールではないけど、ハンドボールを蹴鞠のように蹴って遊んでいる人たちもいて、「こらっ、ボールを蹴っちゃいかん!」とつっこみたくなるシーンもあり、それは自由で楽しそうで大音量の音楽も鳴っていて、選手たちは随分リラックスした様子でした。
しかし、試合が近づいて両チームの選手たちが円陣を組んで猛々しい雄たけびを上げると、試合開始とともに選手たちの戦うスイッチが入り、今まで休日のオフを楽しんでいたような若者が急にコートという名の戦場で戦いをはじめました。プロの試合なのでそれはもうお互いが激しくぶつかり合い、流れるようなパスワークと複雑なポジションチェンジに加え、華麗なるシュートの連続でした。気がつけばあっという間に前後半合わせて1時間の試合が過ぎていました。
一流の選手のプレイに心が躍ったのですが、私が一番驚いたのはやはり選手たちのONとOFFの切り替えがしっかりできているということです。休日の束の間の余暇を楽しんでいた人たちが、試合が始まると一変し、一人一人が真剣に観客を魅了する仕事をしている。まさにプロフェッショナル!これは、学校生活のプロである皆さんにもぜひ実行してほしいことでもあります。気楽なオフの時間は思いっきり楽しんで、授業などの大切な時間ではスイッチをすぐ切り換えて気を引き締めて取り組んでほしいと思っています。ハンドの試合の1試合1試合が本気の真剣勝負であるように、授業も1時間1時間が真剣勝負だと思って取り組むことができたらいいですね。特に今は定期考査前ですから。
「わたしは、門の外に立ち…」 (9月25日火 朝の話)
2012.09.26     S.N.
 おはようございます。みなさんは今日の聖歌をどのような気持ちで歌ったのでしょうか?
 私にとって聖歌とは、キリスト教への扉を開くきっかけになったものです。大学生の私は、宗教の先生になりたいという気持ちはありましたが、キリスト教の魅力にひかれつつも信仰していこうとは考えていませんでした。ですが、週に一度通っていた勉強会で、ある聖書の一節に出会いました。

『見よ。わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしはその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。』

これは、ヨハネの黙示録3章20節の一節です。気づいている人もいるかもしれませんし、まだ知らない歌の人もいるかもしれませんが、これは聖歌集にのっている『わたしは門の外に立ち』という聖歌です。そして、この一節はたくさんの人によってさまざまな絵で描かれています。その絵には、門の外に立ち扉をたたくイエス様が描かれていますが、その扉には取っ手がありません。だから、イエス様はむやみに扉を開けることはできず、ずっと中にいる私たちが扉を開くのを待っているのです。そう考えた時、私は今まで何度も聖歌を歌ってきたのに、ずっと知らずにイエス様を待たせていたのだと気づきました。迷いが無かったわけではありませんが、この一節に出会ったことが私のキリスト教の扉を開いたことに違いはありませんでした。
私は今、嬉しい時も悲しい時も必ず聖歌を口ずさみます。そこには神様へ祈りを通して、自分自身を思い起こし、また新たに前に進む為の力があるように思います。
さて、みなさんは明日からの聖歌をどのような気持ちで歌うのでしょう?
最後に、みなさんの今日が充実した一日になりますように、祈りと共に終わります。
担当は3年Bクラス担任 でした。