聖和中ニュース     2015.02.1


日 時:平成27年1月30日(金)
訪問先:農業生産法人 有限会社 味菜自然村 (長崎県北松浦郡江迎町奥川内免328-1)
目 的:体験学習を通して食や命の大切さを学び、食に対して感謝の気持ちを育てる。

先日、中学1年生は、総合学習で、標高300メートルの高原に位置する味菜自然村にいきました。味菜自然村の豚は、「ハッピーポーク」といわれています。なぜ、「ハッピーポーク」と呼ばれているかというと、家畜を飼育する際に、できる限りストレスを与えないようにする「家畜福祉」の考え方が取り入れられているからです。自然に近い、動物らしい暮らしをさせようと、広大な放牧場で約80匹育てられています。放牧場で、林さんが「ブーチン!!」と呼ぶと、10匹程の豚が姿をあらわし、生徒たちは大興奮でした。

今の時期は寒く、子豚が適応できないので、土着菌を醗酵させて作ったベッドが用意されていました。特別にそのベッドのなかの土着菌を見せていただき、「温かい~」とたくさんの生徒たちが触れさせてもらいました。
生徒たちが驚いたことは、豚たちの食べ物が、全て放牧場や野山に生えている草と病院などから出る残飯だったことです。これらは最終的に畜糞となり、たくさんの草を生やして、糞が土に返り、生き返るまでそのままにされるそうです。自然のサイクルを活用した農畜産と環境の調和に大変感銘をうけました。

皆さんは、食事をする時、食卓に並んだ命を想像することができますか?今回の体験を通して、生徒たちは、食事時に「豚たちがどのように育ってきたのか。また、この豚は幸せだったのか。」や「私たち人間が、命の期限を勝手に決めてごめんね。残さず、全部大切に食べます。」など、考えるようになったと話していました。

私たちは、命をいただかなければ、命をつなぐことはできません。これからもたくさんの命をいただいて生きていきます。だからこそ、しっかりと目を閉じて、両手を合わせ、心をこめて「いただきます」を言いたいと思います。今回の学習で、生徒たちは、命の重みを深く実感することができました。大変お忙しいなか、このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。