本校は1952年に創立し、以来「善きサマリア人の喩え話」に基づく「隣人愛」を多くの生徒たちに伝えて参りました。焼け野原となった長崎を援助すべく立ち上がったオーストラリアの6名のシスター方。その平和を願う精神は、佐世保の松山町に廃嘘の中から新しい学校を生み、現在まで育てて参りました。昨年度より本学院の精神的支柱が「善きサマリア人修道会」から「カトリック長崎大司教区」に移り、新しい聖和女子学院の時代が到来しております。
 
しかし、今までシスター方が築かれました伝統・校風は何ら変わることはありません。一人ひとりの個性を大事にしながらも、進学や就職、毎日のクラブ活動などに力を入れる。それは単なる自己実現に留まらず、校訓に基づく隣人愛を、すべての生徒たちが実践することができるための手段でもあり得るのです。また、現代の日本女性として真に国際的視野を持つことも、平和に貢献する者として必要な素質となります。偏狭な考え方が世界平和を阻んでいる昨今、世界を見渡す広い視野の持ち主こそ、欠かせない存在となっております。このような資質を持った日本女性の育成に、これからも学校一丸となって努力し続けて参ります。