今日のつぶやき

みんなでホッとひと息

2020/10/17
野草(本校の高校生)からその他へのつぶやき。

私は、私が中学生の時に高校の生徒会長さんをされていた方に憧れて聖和に入学し、国公立コースに進学しました。

でも最近は勉強も上手くいかなくて、悩んでばかりです。目標があるのに上手くいかないことばかりでいやになります。

友人関係もうまくいかず、どうすれば良いのかわからなくなりました。

なにか励ましの言葉がほしいです。

 

野草さんへ
 あなたの憧れの生徒会長さんとは、どなただったのでしょうね。
どなたであっても、今も、またこれまでの聖和の生徒会長のみなさんも、
いつもみんなの憧れの存在ですね。仕事ができて、みんなの前での挨拶も
堂々として凜としていて、さらに優しささえ伝わってくる。

 私は、全生徒の前での生徒会長の挨拶がとても素晴らしすぎて、その後に
挨拶するのがいつも気が重かったです。

 ただ、その生徒会長さんたちと話をしたときなどに、彼女たちは彼女たちなりに
悩んでいることなども相談してくれました。笑顔が絶えない彼女たちでさえ
挨拶の前にはとても緊張していたこととか、生徒会活動と勉強との両立のこととか、
模範生でいなければならないというプレッシャーと闘っていることなどなど…。
 生徒会長さんだけではなく、野草さんの周囲のみんなも、あるいはみんなの妹や弟だって、さらには、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、いろんな悩みを抱えながら、人によってはその泣きたくなるような思いを決して顔には出さずに、グッとこらえて闘っている人も、少なくはないと思います。
 人それぞれが、それぞれの悩みを抱きながらも明日の明るい未来を願って乗り越えようと懸命に頑張っているのでしょうね。

 シスター渡辺和子さんの今日のお言葉には、次のような言葉が書かれています。
「苦しいことの多い生命であったとしても、または短い生命であったとしても、
 咲くということに価値があるのです。
 短いにもかかわらず、苦しいことが多いにもかかわらず咲くのではなく、
 短いからこそ、苦しいことが多いからこそ咲くのです。」
 シスターのこの言葉を入力しながら、まさに野草さんがおっしゃっている生徒会長の
凜とした姿が思い出されます。
 頑張りすぎない範囲で、頑張りましょう!