心のとびら
先生から伝えたい言葉
生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。
おはようございます。
最近、私はある言葉が心に残り、「そうだな~」と思う言葉と出会いました。
それは、「人生、クレッシェンド」という言葉です。
この言葉は、合唱曲をたくさん作っていらっしゃる作曲家の 松下 耕 先生の言葉です。
昨年11月、松下先生の合唱講習会を聖和で開催することができ、その時に話されたことばの1つででした。
「クッレッシェンド」という言葉は聞いたことがあると思います。
音楽用語で、「だんだん大きく」という意味をもっています。この楽語の意味から考えると、「人生はだんだん大きく」という意味になります。
これをもっと分かりやすく言いますと、人は亡くなるときに、最高に幸せだなぁーって時に死ねるように生きていこうということなのです。つまりクレッシェンドは、自分が思う幸せの大きさを表してあります。
そして先生が、何よりも伝えたいメッセージがこの言葉の中にありました。
それは、中学校や高校生のみなさんが、今、悩みや苦しみ、そして悲しみは、殆どの人が持っている。それは、これから大人になるために、必ず乗り越えなければいけないことで、これを乗り越える「力」をみなさんは必ず待っている。
そして、乗り越えた先には、幸せが必ず待っている。だから、今心にある悩みにくよくよせず、向き合って欲しい!!
という事を先生が一番に伝えたいことだったのです。
「人生、クレッシェンド」
これは、悩み、苦しみ、そしてその後しか味わえない幸せを、何度も繰り返すことで、幸せの大きさがだんだん大きくなっていく。そうやって、人は年齢を重ねていく。
ということだったのです。
自分が、おばあちゃんになったとき、毎日を幸せに過ごせる生き方ができればいいなと心から思いました。
今年、中学・高校のコーラス部が、コンクールで歌う曲は、こんなメッセージを残してくれた 松下 耕先生の曲を
歌います。
音楽室まで、どうぞ聴きに来てください。
今朝は、これで終わります。