聖和女子学院の歴史

時代を越えて、善きサマリア人の想いを受けついでいく




【聖和女子学院設立までの経過】

  昭和22年、原爆により荒廃した長崎の復興のため、物心両面にわたり尽力されていたカトリック長崎教区長山口大司教は、ローマ時代の親友であり、当時オーストラリアの教会の最高権威者であったギルロイ枢機卿に援助を求められた。この要請に応えるため、昭和23年11月16日、シドニーに本部をもつ「善きサマリア人修道会」のSr.カサリン・テレサ、Sr.M・ジュリアン等6名のシスター達が来日し、3カ年間、長崎市において日本語の勉強のかたわら、被爆者のための診療所を開き奉仕した。その間Sr.M・モニカ、Sr.M・ゼビア来日。その後、大司教の要望により、カトリック精神に基づく教育機関のなかった佐世保市に高等学校を創立する計画がすすめられた。
  当時佐世保市においては、昭和12年4月30日に財団法人済美学園女学校として設立された「済美学園」が、大戦中空襲による被害にあい、校舎の焼失等の困難に遭遇していた。
  昭和26年7月、済美学園、教会関係者及び善きサマリア人修道会の間に合意が成立し、「済美学園」は修道会にその所有財産である土地を任せ、県知事の認可を得て新しい学校の創設のはこびとなった。
  その年Sr.M・ローズとSr.M・カニスが来日した。

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【聖和女子学院のあゆみ】

1953【昭和28年】

県北にカトリック学校をとの要請にこたえ、現在地佐世保市松山町に聖和女子学院高等学校を設立。


1954【昭和29年】

同中学校を開設。


1960【昭和35年】

オーストラリアへの長期留学制度開始。


1973【昭和48年】

聖和シンガーズ第1回オーストラリア親善演奏旅行(その後、隔年毎に実施)


1983【昭和58年】

創立30周年記念事業として新校舎完成。
専門学科英語科設置。


1988【昭和63年】

中学校、高等学校新入生から新制服着用。


1991【平成3年】

「県民表彰」受賞(国際教育、特に留学制度推進による)
小体育館竣工。


1993【平成5年】

創立40周年記念式典挙行。
特別教室棟(パソコン実習室)完成。


1998【平成10年】

善きサマリア人修道会シスター来日50周年。


2001【平成13年】

中学校、高等学校新入生から新制服着用。


2003【平成15年】

創立50周年記念式典
普通科国公立コース設置

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