学校案内

あいさつ

祈りと共に…

聖和女子学院は、創立69年目を迎えた県北地区唯一のカトリック女子校です。
その歴史は、第二次世界大戦後の荒廃した日本を救うために、シドニーに本部を持つ「善きサマリア人修道会」から6名のシスターが、一ヵ月という船旅のあと日本に上陸されたところから始まります。
この6名のシスターの一人である、Sr. メリー・ジュリアンは「あの当時、助けを必要とする人たちがいたら、世界中どこにでも行くつもりでした。1945年から10年ほどの日本は原爆が二つも落とされて戦争で破壊され、世界で最も助けを必要としていた国でした。」と語っています。
この精神こそが、本校建学の心の礎となる「隣人と助け合い、助けを必要としている人を助ける」という「隣人愛」そのものなのです。

その後、本学院の精神的支柱が「善きサマリア人修道会」から「カトリック長崎大司教区」に移り、新しい聖和女子学院の時代が到来しております。しかし、今までシスター方が築かれました伝統・校風は何ら変わることはありません。中学校、高等学校の生徒たちはこの「隣人愛」の教えを心の支えにしながら、将来国際社会の中で活躍する日を夢見て日々、学習や部活動に励んでいます。
中学校では基本的な生活習慣や学習習慣をつけさせるとともに情操教育に力をいれています。高校は、英語科と普通科の二つの科があり、普通科はさらに国公立コースと総合コースに分かれ、生徒たちの進路実現に幅広く対応しています。
英語検定、漢字検定、ワープロ検定などの各種検定で多くの生徒が資格を取得し、特に英語検定では、1級、準1級、2級の合格者を毎年出しています。また、部活動も盛んで高校バレーボール部のインターハイや春高出場、バドミントン部の活躍、ワープロ部の全国大会出場、中学バレーボール部の秋・春連続の九州大会優勝等々輝かしい成績を残しています。
今日もコーラス部の清らかな「聖歌」と共に生徒たちの1日が始まりました。
変化の激しい時代にあっても自己を見失うことなく、松山の丘で充実した学校生活を送る聖和女子学院の生徒たちと共に、私たち教職員一同、日々の教育活動に励んでいきたいと思います。

理事長 兼  校長小 柳 庸 一