心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
みなさんは今、何か目標を立てていますか?また、その目標達成に向けて努力をしていますか?
目標を達成するためには、そこにたどり着くまでの過程が大切になってきます。
目標とするものは、「試合で成績を残す」や、「志望校に合格する」など様々だと思います。その目標のために、どれだけ万全の準備ができたかが大切なのです。

 私が尊敬している方の一人に、サッカー日本代表にも選ばれていた、長谷部誠さんという方がいます。その方は、試合の日までにさまざまな準備を行っています。長谷部さんが書かれた「心を整える」という本の中から、1つ例を挙げてみると、「一日一回、深呼吸をして、必ず心を鎮める時間をつくること」があります。
 具体的に何をするかというと、「自分の部屋の電気をつけたままにして、ベットに横になる。音楽もテレビも消す。そして、天井を見つめるようにして、息を整えながら全身の力を抜いていく。」ということを行います。ここで大切なことは、緊張や不安からわき起こる、様々な感情で騒がしくなっている心を少しずつ鎮めることです。この習慣のおかげで、「どんなに葛藤を抱えても、翌朝には平常心で部屋を出ていくことができた」と書かれてありました。
 私はこの本を読んで、プロのサッカー選手が、「試合に勝つ」という目標のために、サッカーの練習以外にも、様々な取り組みをし、「万全の準備」をしていることに、感銘をうけたことを今でも覚えています。

 では、みなさんは、長谷部さんのように自分の目標に対して「万全の準備」をしていますか?きついから、やりたくないからといって投げだしてはいませんか?誰も気づいていないからと思って、手を抜いてはいませんか?たしかに、周囲の人に手を抜いたことは気づかれていないかもしれません。しかし、たった一人だけ、手を抜いたことに気づいている人がいます。それは「自分自身」です。
「自分自身」に嘘をつき、ごまかすことは、「自分自身」を傷つけることになります。
一番近くで見ている、「自分自身」に胸を張れるような行動を、一日一日、積み重ねていき、目標達成に結び付けてほしいと思います。

 

10月10日は記念日の数が一番多い日。
公式に定められた記念日の数は49個あるそうです。
この日が、1999年 平成11年までは「体育の日」で祝日であったことは皆さん知らないでしょう。
現在の体育の日は3連休をとりやすくする制度:ハッピーマンデー制度 によって  2000年(皆さんが生まれた年あたり)から 10月第二月曜に変更されました。
1964年の10月10日はアジアでは初のオリンピック。東京オリンピック開会式の日でした。これを記念として「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として、体や健康のことについて考えたり人と関わることの大切さを伝える日としました。 体のことだけでなく、人と関わることにより心を成長させることに意味がある。 そう伝えられてきました。
2020年、2回目の東京オリンピック開会式は7月24日。政府はこの日を「スポーツの日」とする案を国会で可決・成立させています。そして、それ以降は、これまでの体育の日を「スポーツの日」と改名して、時代に合わせて新たな意義を国民に伝えていくようです。
さて、今年、9月28日 政府が「地域未来投資促進法」を閣議で決定したことがマスコミで取り上げられていました。これにより、AI『人工知能』や・IOTと呼ばれる『あらゆるものがネットにつながる技術』を開発する企業への投資が国の後押しにより始まります。国の補助金が出ることで、企業が進める開発は一気に進み、職場だけではなく家庭でも人工知能やあらゆる家電がネットにつながり、便利な生活が急速に身近なものになるでしょう。ここ数年で、更に私たちの生活の中が変わっていくようです。
生活することが「生きること」であった終戦後からおよそ、10月10日の体育の日まで。 それから、体育の日が第二月曜となり、2020の東京オリンピック以降は「体育の日」が「スポーツの日」と改名されます。これからの私たちの日常生活は、「生きること」ではなく、 AIとITOにより、便利で簡単な生活環境となります。心や体は重要視されなくても生活ができる。「生きること」ができる。そうなれば、私たちが自分の心と体を意識して、「生きること」はとても難しくなるのではないでしょうか。
これからの時代を「生きる人間」として、あなたは何を大切にしますか。
考えてみてください。

 

 

皆さん、おはようございます。

 2週続きの台風や2学期の中間考査を終え、気がつくと10月に入っていました。
日が暮れるのが早くなったり、窓から入ってくる風が少しひんやりと感じる季節になりましたね。
 平成30年度も半分が終わり、下半期に入りましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?

 今年で第37回目を迎える「聖和 音楽のつどい」がいよいよ近づいてきました!
 今回のプログラムは(例年のプログラム以外に・・・)・・・ゲスト出演として‘江迎少年少女合唱団’の演奏や競技エアロビック、そして今年久々に結成されたシンガーズの新旧メンバーによる演奏などがあります。

 さて、今年の全校合唱で披露する曲についてですが、「セカオワ」のファンの人は涙を流して喜ばれたことでしょう!2018年、平昌(ぴょんちゃん)オリンピック・パラリンピックのテーマソングとなった「SEKAI NO OWARI」が歌う【サザンカ】です。
   ~夢を追う君へ 思い出して つまずいたなら
   いつだって物語の主人公は笑われる方だ  人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ~
 失敗をしてもまた立ち上がり続ける限り、道は拓けてくるのだと頑張ってる「君」に向けた応援ソングとして作られています。
 では、「サザンカ」という歌詞はどこからきたのか?という疑問を抱きました。
 歌詞の中には一度も出てきません。
 その答えは・・・花言葉の意味にあるようです。

 サザンカの花言葉は、「困難に打ち勝つ」や「ひたむきさ」という意味があります。
 冬の寒さにしおれず、気高く咲いていくサザンカの姿は、今を戦っている受験生の3年生に重なりますし、部活や習い事または悩みなどに向き合ってがんばっている皆さんにも通じることだと感じました。

 音楽のつどいは、ステージを「見る」楽しみもありますが、全校合唱ではぜひ!会場の皆さんや家族、そして先輩や後輩、また共に歌う仲間や自分自身に向けてエールを送ってほしいと思います。「主人公」となった皆さんの手で、このつどいを盛り上げていきましょう!
 今朝はこれで終わります。