心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

 

おはようございます。体育祭お疲れさまでした。堂々とした行進、とにかく前に進もうとする必死さが見られた50メートル走やチームでとにかく声かけあってゴールに突き進む4WD、真剣なまなざしで取り組む集団行動、ブロックごとに夏休みから時間を見つけて練習練習の応援競技、さわやかな笑顔でゴールを迎えたリレーなど、どの競技も目を離すことのできないほど感動の体育祭でした。素晴らしい体育祭を見せてくれてありがとうございました。

 さて、話は変わりますが、9月11日といえば11年前、アメリカ内で乗っ取られた旅行機4機によって経済や政治の中枢部が狙われた大規模テロが起きました。犠牲者は日本人24人を含む2977人。私は新聞で、テロ撲滅を掲げ2003年に攻撃を開始したイラクに派遣されたマーフィーさんについての記事を読みました。そこには次のようなことが書かれていました。

彼の任務は戦争の記録と報告。当時はアメリカ側の攻撃よりもイラク内の部族間の対立による死者が増えていて、数えきれない死体を見た。「路上には虐殺された子どもの遺体が転がり、調査中の遺体にたかるハエが顔にとまった。臭いも、、、。」来る日も来る日も死と接した20歳の心は折れた。

この記事の最後に、このような悲惨な出来事は起きた時には話題になるが、だんだんとみんなの記憶から薄れていく。と書かれていました。私たちができる身近なこととして、心を込めてお祈りすることが私たちにできることではないでしょうか。ぜひ今日のお祈りの中で9.11のテロや戦争で失われた命に対して心からお祈りしてみてはどうでしょうか。