心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

幸運は準備された者のところに舞い降りる。
これは私が小学4年生の時になんとなく手に取った本に書かれていた言葉ですが、私はこの言葉が人生の軸となっています。

 私は大学生の時、競技チアリーディングという部活をしていました。皆さんは知ってますか?競技チアリーディングとは、複数の人と協力して技をする競技ですが、同時に大きな危険も伴います。実際に、大会前にとても大きなけがをした経験があります。大事な大事な試合を控えた時です。これまでにないくらいとても悔しい思いをしました。しかしながら、時間がたって考えてみると、「私は十分な準備ができていたのだろうか?」と思うのです。けがをするということは、チームで息が合っていなかったということになります。コミュニケーションはうまく取れていたのか、十分な練習をしたのか、体のケアできていたのか。準備不足といえる点がたくさんありました。
 「運」とは、調べてみると、意思や努力ではどうしようもないめぐり合わせであると出てきます。しかし、私は「幸運」とは、やはり十分な準備をした者のころにしかやってこないのだと思います。
 大会でよいパフォーマンスをするには、練習に加えて、練習以外の時間も結果を残すために行動することが必要です。しかし、必ずしも練習と同じ場所で、同じ時間帯で本番を迎えられるとは限りませんね。練習やこれまでの行動で十分な準備ができた者だけに、異なる環境でも「自分にとって満足のいくパフォーマンスができる」という幸運が降りかかるのではないでしょうか。
  悔しい思いをした3年後、たくさん準備をして、再び挑んだ大会は、結果は全国大会5位という悔しい結果でしたが、十分な準備をしてきたために「自分にとって十分なパフォーマンスができた」と自信をもって言えますし、後悔がない結果を得ることができたと言えます。

 もちろんこれは、スポーツに限る話ではありません。
みなさん、もうすぐ1学期間のビックイベントの期末試験がありますね。
「幸運は準備された者のところに舞い降りる」
皆さんは期末試験に向けてどのような準備をしていますか?

今朝の話はこれで終わります。