心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

私は生徒たちから、
 「おはようございます 先生!」と言われると、
 「おはようございます 生徒!」と応え…
 「さようなら、先生!」と言われると
 「さようなら、生徒!」と応えています。
…こだまでしょうか?
 「それってどうしてなんですか?」とよく尋ねられますが、それは、
そう応えたときの生徒達の笑顔が見たいからなんです。

 昨日、長崎のある高校に出かけてきました。
その高校でも、私のような外部からの人に対し、とても良く挨拶をしてくれました。
特に男子などは、厳しくしつけられているのか、廊下の遠くからでも、
「ちわっ!」「ちわっ!」と立ち止まって大声で挨拶をしてくれて、以前私が男子生徒が多かった学校に勤めていた頃のことを思い出しました。

 あらためて、今日学校に来てみて思ったことは、聖和の生徒の方が笑顔が可愛いなぁ
ということです。もちろん男子より可愛いのは当然でしょうし、自分の学校だからよく
見えているのかも知れません。
 しかし、「おはようございます、先生」という挨拶と同時に、ニコッと微笑んでくれる笑顔に、なんだか我が家に帰ってきたような“癒し”をもらいます。
 聖和には、中学生もそうですし、高校生のどの学年にも、とても挨拶が素敵な人が多いと思います。
 挨拶一つで、相手を元気にすることもできますし、逆に「おはようございまぁす」と
うつむき加減で目も合わせずに弱々しく言われると、どうしたんだろう何かあったのかなぁ…、元気がないなぁ、とその人の精神状態まで憶測してしまいます。

 先日、ある会社の社長さんを訪ねて会社を訪問した際に、受付の方の応対が実に素晴らしく、用事を済ませた最後に社長さんにそのことを伝えました。
すると、「先生さすがですね~。
実はあの子が来てから、会社の業績が間違いなく上がっているんですよ。」
「世の中がどんなに不景気だろうが、会社の業績が悪かろうが、嬉々として働いてくれて明るさを提供してくれる社員は、会社にとって何よりの財産なんですなぁ。」と教えてださいました。
「聖和さんもそんな生徒さんがたくさんいらっしゃるんじゃないんですか?」と言われたので、
「はぁい、うちはそのような生徒が育つ学校なんですよ。」と応えました。

 たかが挨拶一つと侮るなかれ、あなたの人柄がにじみ出るのも挨拶だと思って周囲の人に元気を与える挨拶を心がけましょう。

今朝はこれで終わります。