心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

昨日、「ことば」についてS先生がお話しされましたが、今日はその第2弾です。
さっそくみなさんにクイズです。
世界にはおよそ5000もの言語が存在するということ勉強しましたが、その中で
消滅しそうな言語はどれくらいあると思いますか?

 100言語 1000言語 2500言語
答えは③番の2500、つまり約半分の言語が現在、消滅危機にあります。
実際にはもっとだ、とも言われています。

昨日のお話にもありましたが、言語は文化と密接であるとおっしゃられていましたね。言語が消滅するということは、その背景の文化も消えてしまうということです。

英語科の私としては、英語を皆さんに頑張って習得してもらいたいと思っています。
でもそれと同時に自分の文化にも目を向けてほしいと考えます。
私たちの住む日本にも、アイヌ語や琉球語など消滅危機の言語があります。
自分たちの身近では、おじいちゃん おばあちゃんの方言が分かりますか?

世界の共通語となっている英語はたくさんの人々と話すことができますし、
また経済的にも大変重要なツールです。

しかしグローバル化にともなう単一化は、便利ではありますが同時に多様性を
失ってしまうことになります。

異なっているからおもしろい。違うから知りたい。
みんなが一緒であればこの世の中は何かつまらにものになってしまいそうですね。
英語の教員として皆さんに期待することは、外国語を勉強することによって日本語や日本文化の素晴らしさに気付いてほしいと思います。
私達の先祖が歴代築いてきた身近な文化を知り、世界に広めていく人材に
なってください。
そのためにも一生懸命英語の勉強をしましょう。