心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

今日は私が高校3年次に進路を決定した話をしたいと思います。

高校入学時、幼いころからモノ作りが好きで、兄の影響もあり工学部の建築学科,もしくは機械科のような技術職につき、将来は研究をしたいと考えていました。

そのような考えで、臨んだ高校3年次の3者面談、担任の先生に言われました。

「おまえは数学科に行け」

この一言で、数学への道を進むことを決めました。なぜなら、担任の先生は、数学の先生であり、数学で尊敬できる先生でした。尊敬する先生から言われた一言、数学を好きである自分はとても嬉しく思い、数学の力を認めてもらえたように感じたからです。
このときは、安易に「将来は、数学で飯を食っていこう」と考えていました。
今、考えてみると自分の人生が、ここで大きくと変わったように感じます。
あの時、担任の先生が「将来の自分をしっかり考えて決めなさい」と言われていれば、たぶん、数学科ではなく、工学部の学科に進んでいたと思います。そして、教員の道にも進むことはなかったと思います。
進路を決めたときはまだ、教員になろうという考えはなかったのですが、今の自分があるのは、あの担任の先生の一言から始まっている、と思えます。

みなさんも、何か自分を変える一言に出会っていますか??
普段の話にしっかり耳を傾け、自分を変える一言に会えるといいですね。

今朝は、これで終わります。