心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。


おはようございます。
先日の「音楽のつどい」は、卒業生をはじめステージに立った生徒の皆さんはもちろん、係生徒や聴衆として盛り上げてくれた皆さんのお陰で、素晴らしいものになりました。その中でも高校コーラス部の3年生にとっては昨年までとは違う思いがあったのではないでしょうか。何か心を打たれるものがありました。3年生の活躍は新しい伝統を聖和にそしてコーラス部に積み重ねてくれたと思います。

話は変わりますが、この伝統とは何でしょうか。皆さんはどう考えますか。これまでの功績を守り、前の人の跡を受け継いでその通りにしていくことでしょうか。私はそうではないと思います。学校で言えば、常に新しいものを後輩に伝えて行くために、これまでの積み重ねられた功績を超えようと努力し、新しい物へと改善しつづけていくことこそが、本当の伝統であると思います。
「伝統は関係ない」、「伝統は意味がない」と言う人もいるかもしれまん。しかし、私たちは聖和女子学院がいまあるからこそ、色々なことを学び頑張ることができているのだと思います。聖和女子学院の伝統が受け継がれてきたからこそ、今、私たちは頑張れる場所を持つことができています。これまで、多くの卒業生が過去に道を切り開き、現在の基礎となるものを築いてくれました。現在聖和にいる私たちは、学校行事やクラブ活動など様々な活動や取組において、ただ伝統を守るだけではなく、伝統の中から何かを感じ取り、これまでの伝統を大切にしながらも、そこから新しいものを生みだそうと努力することが大切ではないでしょうか。

生徒の皆さんがあらゆる分野で先輩方を超える新しい功績を残して行ってくれること、そして、新しい聖和を築き上げてくれることを期待してします。
今朝はこれで終わります。