心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

先週 A先生から朝の話がありました。どんな話だったか覚えていますか?
心に残った所は、どこですか?
私は「伝統」についての話で「常に新しいものを伝えていくためにこれまで積み重ねられた功績を超えようと努力し、新しいものが生み出される」というところが心に残りました。それ以上で心を打たれました。

朝の話は、毎回担当の先生が、話を考えられます。
 「心を込めて伝えたい」そんな先生方の気持ちで話をされています。それを自分の番になって改めて感じています。今日は、この話をする側と聞く側の気持ちや、姿勢について考えてみましょう。
 まず、話をする側の話ですが、私自身この学校に勤務して16年目になります。新米の頃からいままで、多くの先輩の先生方の姿を見て、それを目標に今もがんばっています。その先輩方から先生という職業は「言うだけは誰でもできる、伝えられたか、伝えられなかったか」が大切で伝わっていなければ先生が悪いと思うこと!!を学ばせてもらっています。また、多くの先輩の先生方の中に、授業はこの人、HRはこの人、学年集会ならこの人、部活動ではこの人というように、新米教師だった私にとって生徒のみんなの聞く姿勢をつくり、伝えることが上手な先生方がおられます。今は後輩にあたる先生にもいます。
 その先生方の一人が「人は聞こうとする心は誰もが持っています。その状況になるようにしてあげるには、じっと心で生徒を見ていたらわかりますよ。」と言われていました。特にその先生方に関わっている生徒たちは、人間的にも成長していて教師の私から見ても「尊敬できる」ところがありました。今も私の目標です。

さて、聞く側の話は、生徒のみなさんです。みなさんは「話す人が何を伝えたいのか、心において聞こう」としていますか?

 先程言った「尊敬できる」生徒の多くはいくつかの部活動生で、聞く姿勢をそのクラブの伝統として、伝えられ伝えていた部分も多かったのではないでしょうか?
また、そうゆう部活も多く、お互いが高めあっていた気がします。
 今、それが失われているとは、言いません。先日のワープロ部の県大会優勝、バレー部は春高予選を控え、目標に向かって多くクラブが「伝統として積み重ねられた功績、を超えよう、新しいものを生み出すため努力しよう」という人たちは、たくさんいます。だからこそ、聞く姿勢を大切に伝統として守り続けて欲しいと思います。
 逆にそう考えると授業中寝てしまうこと、指示をしっかり聞いていなっかたりして自分が忘れてしまっていたという部分があるひとは、「相手が何を伝えようとしているかを心にとめて聞く」ことで、自分自身、そしてみんなが成長できると思います。
そのことは、話をする側、話を聞く側のお互いが幸せになれると思います。