心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。1年Eクラス英語科担任の戸田です。
みなさん、今日はいよいよ今年度最後の行事でもある合唱コンクールですね。今までの練習の成果を00%出し切ってがんばってください。
つい先日の話です。4年前に聖和を卒業した生徒3名が学校に遊びにきました。3人とも就職が決まり4月から晴れて新入社員になるということで、期待と不安でいっぱいの表情でした。高校卒業以来会ってない生徒もいたので、私たちは思い出話に花を咲かせました。さて、その中の1人はご両親が佐世保市内にある病院を経営されており、その生徒がつぎのように話してくれました。彼女のお母様が彼女にこう言ったそうです。「いろいろな人をうちの病院で雇うけど、やっぱり聖和の子は違う。聖和の子はみんな努力家で頑張り屋さんよ。」
さて、これもまたつい先日、聖和の卒業式があった日のお話です。卒業式後、ほとんどの生徒が帰り、静まりかえった校舎で、高3の卒業生の一人にバッタリ下駄箱で出くわしました。私は、「おめでとう!」と明るくお祝いの言葉をかけました。今だから言えるのですが、その生徒さんは、先生にもたくさん怒られ、指導も何度となく受けて、挙句の果てには学校を辞めたいと思ったこともあるような生徒さんでした。さて、私になんと答えたかというと・・。「先生、私、あの時辞めんでちゃんと卒業して良かった。先生、私やっぱり聖和が大好きです。」
私もこの聖和という学び舎で中学・高校の6年間を過ごしました。私の姉も卒業生、いとこも卒業生、そして聖和時代のたくさんの私の友人もみな卒業生です。もちろん、学校にも坂口眞理子先生や富崎好子先生、梶谷先生、鐘ヶ江先生、清水先生、事務の濵瀬さん、谷口先生、川本先生に松隈先生が卒業生でいらっしゃいます。みんな母校である聖和が大好きだし、誇りに思います。
今年度の卒業式では、普通科第58回、英語科第28回の卒業生たちを送り出しました。今年度の卒業生までの人数をトータルすると、普通科は8,038名、英語科は963名、合計9,001名が巣立っていきました。卒業する際には、必ず聖和の同窓会である聖苑会に入会します。みなさんを見守っているのは、ご両親や先生方だけではないんです。あなたたちの強い味方である先輩方が約9,000人世界各国にいるんです。聖苑会では、みなさんが心地よく学校生活を送ることができるよう、様々な活動をして、学校に寄付をしたりと大きな貢献をしてくださっています。毎年夏には、盛大な同窓会も行われ、世代を超えて楽しい交流をします。みなさんのためにたくさんのご支援をしてくださったり応援してくださっている聖苑会です。現在フェイスブックも立ち上げられております。もしよければ覗いて、先輩方のご活躍を見てみてはいかがですか?いずれ、あなたたちもその仲間に入ります。先輩が道しるべを作ってくださるからこそ、あなたたちも安心してその跡を歩むことができるのです。そのようなつながりを大事にしましょう。私たちは聖和ファミリーです。ファミリーだからこそ、みなさんの明るいニュースを聞けば嬉しく思い、暗いニュースを聞けば、残念に思います。
さて、今回の聖苑会賞は、どのクラスが勝ち取ることができるでしょうか。9,000人の重みがある貴重な賞です。みんなで気持ちをひとつにし、今までの中で一番美しい歌声を披露してください。私も、みなさんの先生として、そして先輩のひとりとして、応援しています。
今朝は、これでおわります。