心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます!
今日から3日間、授業参観が行われます。
皆さんにとって、授業参観の思い出は(どのようなものですか?)
今日は、私の思い出話を1つ。

それは今をさかのぼる、数十年前・・・
学校生活にも慣れ、授業中に見る教育TVと、友達と休み時間にグランドで走り回るのを楽しみに過ごしていた、少々おてんばな小学2年生の頃です。

両親ともに仕事をしていたため、学校行事にはあまり参加ができなかったことを、子供ながらにわかっており、友達に「今日はお母さん来らすとぉ?」と余裕の構えでいた私。

先生が教室に入られ、みんなそわそわと後ろを気にしていたその時!
廊下を歩くたしかに見覚えのあるその姿・・・。みんなが小声で「だれ?」「だれ?」と聞いてくるのを、首を振って「さぁ~?」とするのがやっと。
でも、間違いなくそこにいるのは私の祖母でした。。。
大工をやっていた祖父の手伝いをし、いつも体を使って仕事をしていた祖母が、着物を着て、私の授業参観に来てくれたことが、しばらく頭で整理がつきませんでした。

授業の内容が何だったのか?・・・どんな質問をされたのか?
そのことはまったく記憶に残っていませんが、
先生がその日来られた保護者を気遣ってか?、いろんな質問をされ、
それが当たったことで、友達にもわかってしまい、
ちょっと恥ずかしい、でも特別な思い出です。

人を幸せにする言葉とそうでない言葉がありますが、皆さんはどちらの言葉が好きですか?

先日、中学では『家族への感謝の日』という行事を行いましたが、時間を作って来てくださった保護者には、ぜひ「来てくれてありがとう」。当たり前のことでも「いつもありがとう」と、気持ちを伝えてほしいと思います。
今朝はこれで終わります。