心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます
もうすぐ1学期が終わりますね。みなさんにとって、どんな学期でしたか?
学期や年度が終わりに近づくと、私は、古文の『徒然草』にある「高名の木のぼり」を思い出します。

ある時、木のぼりの名人が、使用人に命じて高い木にのぼらせて、枝を切らせていました。高いところにいる時は、名人は何も言いませんでしたが、使用人が低いところまで下りてきた時に「気をつけて下りなさい」と声をかけました。
名人が言うには、「危険なところにいる時は、自分で気をつけているが、失敗とは、安心できるようなところになって必ず起こることだ。」と。
私たちの生活でも、慣れてきた時やゴールが見えてきた時に思わぬことが起こります。夏休みを目前に控えた今、気持ちを引き締めたいところです。
今週末の特別講座や来週のクラスマッチ、国語弁論大会、英語弁論暗唱大会といった行事を通して、自分を磨き、友情を深め、周りの考えを学ぶことができるはずです。
学期の締めくくりが良い形でできるように、「気をつけて」過ごしましょう。