心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
9月7日~8日の学院祭は、多くの方々が盛り上がる企画を考え、そして協力をして楽しく、聖和のため、みなさんのために力を尽くした2日間だったように思います。
さて、夏休み明けのみなさんの生活は、どうでしょうか?
先日、学校が始まって2週間がたったある日、先生方の朝礼で、「2学期に入りネームプレートが無い生徒が多いのが気になります。」という話がありました。1か月近く経ちましたが、まだ、「ありません」と言う人が私の授業の始まりの確認のときにはまだいます。
このことは、何気ない事かも知れません。でも、夏休みの長い期間で、その習慣がなくなり、思いだされる習慣の中で優先されるべきものとしては、夏休みが終わって1か月間の間大切にされなかった人が複数いるということを表すのではないでしょうか?

まずは、体調を整え、学校、家での学習に対する習慣を戻し、生活習慣を戻す中、何気ない当たり前の習慣を重要にしていないと、4月の時の必要だった気持ちから、緩んだものになってしまう原因のひとつになるのでは、ないでしょうか?特に2学期の始まりは、実力テスト、文字力、英語力と学院祭などみなさんにとっては、大切で、力を入れなければならない行事が連続します。

また、そのあとは中間テスト、それぞれの学年活動、音楽のつどいと貴重な経験をする大きな活動が待っています。その中で、掃除でエプロンをつける、無言で清掃活動を行う、元気で明るく立ち止まってあいさつをする。忘れ物をしないようにする。髪型、制服の着方に気をつける。といった当たり前で、何気ないことを忘れて生活していませんか?
大きな行事の中で、忘れてしまいがちな「何気ない事」を大切にする人になることは、大変人としての価値が評価されることなのです。会社員ならば、ネームプレートをつけなければ会社に入れない身分証だったりします。遅刻、欠席が多いとまわりに仕事をしてもらわなくてはいけないので、大きな迷惑をかけることになります。だから、ネームプレートをつけたり、何気ない事にきづくことは、優先順位として、当たり前で、大切なことです。
そう考えると、聖和で生活をするみなさんには、その何気ない事に気づき、目を向け大切にする人になってほしいと思います。そうすれば、将来いろいろな所で、必要とされ、愛される人になると思うからです。

この間、面倒をかける社会人として新聞に載っていた事ですが、
「頼まれた事はできるけど、それ以外に教えてあげないといけない事が多い人」とありました。
その言葉の「教えてあげないといけないこと」とは、その人の人としての姿勢を表しており、「何気ない事に気づいている人」は、それに自分から気づき成長できる人になると思います。
だから、みなさんには、この「教えてあげないといけないこと」に自分から気づくことができるよう「何気ない事に気をつけて大切にする人」になるよう心がけてください。

まずは、掃除や、あいさつする時の自分の声や表情、気持ち、そしてネームプレートを含め、自分の身なりに気遣うことなど全校で取り組んで愛される学校、愛される人になるよう努力をしましょう。