心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

私は、3年前に、新任の先生を対象とした初任者研修会に参加しました。
そのとき、生徒指導に関する勉強会があったのですが、そこではまず、参加した初任者の先生方は一人ずつ自己紹介をし、さらに、それに加えて、次の二つの質問のうちどちらか一方を回答するように要求されました。
その2つの質問とは、
「① 挨拶とはなんぞや。 ② 明るさとはなんぞや。」という内容でした。
どちらか一方を回答すれば良かったので、私は、②番の明るさに関する質問の意図がよく分からなかったので、迷わず答えやすい①番の質問を選択して、「挨拶とは、人と人がコミュニーケーションをするための大切なものです。」というありふれた回答をすることしかできませんでした。
すると、自分の後に順番が回ってきた他校の初任者の方がこのような回答をしました。
「私は、①番と②番の質問の両方に答えたいと思います。挨拶とは、明るさであり、明るさとは、挨拶で決まります。挨拶の仕方次第で、その人の明るさが伝わってきますし、逆に人が明るく元気であるかを確かめるには、挨拶を交わすことで伝わってくるものがあります。元気がないときは人間誰にでもあるでしょうけど、努めて明るい挨拶をすることが大切だと思います。」と答えられました。同年代の初任者の先生がこんなにも堂々と立派に答えられる姿を見て、自分ももっと頑張ろうという気にさせられました。

さて、この話は、これでおしまいですが、これから行うであろう担任の先生との今日一日の最初の挨拶を皆さんはどう交わしますか。