心のとびら
先生から伝えたい言葉
生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。
『勉強とは脳のスポーツである』と私は考えます。
はじめは何もわからないが、誰かに教えてもらいながら徐々に習得していく。
やらないとできないが、頑張った分、成果が現れる。
基本をしっかり身につけることができれば、高度な応用が可能である。
他人に教えることができるようになれば、それは本当の技術・勉強の定着。
良い結果を残すため、勉強・スポーツ、どちらにとっても必要なことは、たゆまぬ努力と、粘り強く、くりかえし練習すること。
いかがでしょうか。ちょっと暑苦しい話になっちゃいましたか?
中高生のみなさんにとって、勉強をこよなく愛し、難しい問題がもっとほしい、もっともっと勉強したい!! と考える人はそう多くはないと思います。
かくいう私も、中高時代、勉強を心の底から愛していたかと聞かれると自信を持って「はい」とは言い切れません。
が、しかし、大学の勉強は楽しくて仕方がありませんでした。夢である教師になるための授業。体育教師になるために運動生理学、体育心理学、柔道、剣道、ラグビー、水泳、陸上、スキーなど、興味のある授業ばかり。また、小学校教諭の免許も取りましたので、理科の実験をしたり、歌やピアノの練習をしたり、心理学や教育理論を学び、附属小中学校に教育実習にも行きました。どの授業も最高に私のやる気を奮い立たせ、毎日の授業が楽しすぎて、決められた授業数をオーバーし、教授に直接頼み込んでまで講義を受けました。また、空いた時間はいつも図書館で勉強していました。
「なんで勉強しなきゃいけないんですか~」という質問に対する回答はたくさんあると思いますが、私はこう思います。
大学生や大人になったときに、本当に学びたいことをしっかり吸収することができるように、今その練習をしているんだと。集中力・粘り強さ・達成感など、今の時期の練習なくして、もっと大きな舞台での良い結果は見込めません。
私が大学であんなに楽しく学ぶことができたのは、中高時代、勉強もスポーツも、毎日必死に努力し続けたからだと、自信を持って言えます。
みなさん、「あ~、勉強いやだなぁ~。勉強なんてこの世からなくなればいいのに!」なんて保守的に構えずに、「勉強したら明るい未来が開ける!!今頑張ればもっと楽しい勉強ができる!!」と、攻めの気持ちで学んでください。そしたら、きっと「あれ?勉強ってこんなに楽しかったんだ」と思える日が必ず来ます。 明日・明後日からの試験も、そのための第一歩。みなさんの健闘をお祈りしています。