心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
突然ですが、みなさんには、座右の銘がありますか。座右の銘とは、いつも自分が大事にしている言葉のことで、何かを決断する時や、行動するときに、自分の規範となったり助けになったりするものです。私の座右の銘は、「好きこそものの上手なれ」という言葉です。意味を辞書でひくと、「何事によらず、好きなものにはおのずと熱が入るから、それだけ上達が早いということ。」と書いてあります。私ははじめてこの言葉を聞いたとき、これこそ私の性格だ!と思いました。
私は小さいころから、好きなことに対してはとにかくのめりこんでしまうタイプでした。高校生のときは部活が楽しくて、一生懸命練習した甲斐もあり、3年生では放送で全国大会に行きました。大学生になっても放送はやめられず、放送研究会の会長として活動し、監督をつとめたラジオドラマ作品が、ある大会で最優秀賞をとりました。また、勉強でも「言語学」という分野に興味をもち、英語の歴史や方言研究について友達に熱く語っては冷めた目で見られていました。その結果、英語の勉強にも熱が入り、いま、英語の教員としてみなさんと毎日を過ごしています。
しかし、好きだという気持ちだけで何事も上達できるとは思っていません。好きだという気持ちを原動力に、必死に努力することで何かを成し遂げたり、上達していくものだと思っています。また、「好きだからこそ、誰にも負けないくらい努力しないといけない」といつも私は自分に言い聞かせています。
みなさんには、誰にも負けない得意なことや好きなことはありますか。好きなことがあるひとは、もっともっと努力して、誰にも負けないものにしてください。また、好きなことがない人は、様々なものに挑戦し、自分が必死に努力できる好きなことを見つけてください。聖和のみなさんが、それぞれのオタクになってくれることを楽しみにしています。