心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
先週の土曜日の「音楽のつどい」では、皆さんの素晴らしい歌声とメッセージに感動いたしました。
全校生徒が心ひとつにして、ひとつのことを成し遂げるなんて、他校にはない聖和ならではであり、聖和だからこそできることです。
第33回を迎えた「音楽のつどい」何と!私が聖和に勤務した次の年から始まった行事です。1982年、昭和57年に第1回目が市民会館で開催されました。
プログラムの内容は、基本的には、桜の聖母幼稚園のマーチングに始まり、中学部の合唱、独唱、ピアノ演奏、留学生の日舞、高校コーラス部の合唱、最後はハレルヤコーラスというもので、その他、バレエ、吹奏楽、他団体を招待したりなど、毎年変化に富んだ楽しいコンサートです。
「音楽のつどい」はチャリティコンサートであり、生徒全員に、欲しいものや飲みたいもの、食べたいものを少し我慢してチケットを購入していただきます。そしてコンサートの収益金は、当初から、アフリカ飢餓救援募金や難民救済、カリタスジャパンやユニセフ募金として送られ、また、その年その年に起こった災害(火山噴火や地震、洪水など)のための募金に使われてきました。今年はもちろん東日本大震災や広島の洪水災害の支援にも送られます。
もちろん地元、長崎新聞社の歳末助け合いや佐世保市福祉協議会には毎年寄付を続けているのです。
一時期、アフリカシェラレオーネの子供たちの給食費やインドの子供の教育費にも送られていました。第6回からは善きサマリア人修道会のシスター方が活動されているフィリピンに援助を続けています。フィリピンのバコロドに幼稚園を設立する時にも貢献しました。
まさに隣人愛の実践をずっと続けている行事なのです。
来年は是非、もっとたくさんの方に来ていただき、私たちの活動を知っていただき、隣人愛の実践活動を広げていきましょう。

さて、私も1回だけステージに立って歌ったことがあるんですよ!!
平成9年、第16回「音楽のつどい」でした。たくさんの卒業生の方々やシスター方と同じドレスの衣装を着て出演しました。今でも忘れられない思い出です。

皆さん、どうか卒業しても、ステージ出演したことを思い出し、いつかどこかで、自分の周りや世界中のどこかで困っている人のために、自分の欲しいものをちょっと我慢して、自分の出来ることを実践して欲しいと願います。

今朝はこれで終わります。