心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

出勤の時、バス停に向かう小道にもみじの木があります。毎年、その紅葉が楽しみで、青青としたもみじの葉が日毎に紅く染まるにつれて、秋の深まりを感じています。

さて、今日は文字力テストです。テストの準備は万全でしょうか。また、今学期の期末考査まで2週間余りとなりました。「まだ2週間もある、勉強は明日から!」と日々をやり過ごし、自分を甘やかしてはいませんか?時は無情です。あっという間にテスト前日になってしまいますよ。
西日本新聞(平成26年2月16日付)に興味ある言葉を見つけました。みなさんは「ロミオとジュリエット効果」という言葉を聞いたことがありますか?これは心理学用語で「障害があれば逆にそれを乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが強まることをいう」のだそうです。『ロミオとジュリエット』はシェイクスピアの有名な物語ですね。粋なネーミングに感心してしまいました。若い二人は自分達の愛を成就させようとしますが、悲劇に終わってしまいます。ハッピーエンドにならないからこそ、読者に多くのことを語りかけてきます。「まだ2週間もある」と思った生徒さんはこれまでのテストを思い出してください。きっと残念ながら同じことを繰り返しているのではないかと思います。もし、自分は頑張ったのにテストの結果が「悲劇」であったならば、『イソップ物語』の「アリとキリギリス」を読み返してみましょう。「勤勉」に勝るものはありません。成績向上の薬です。
あなたの持つ「学習能力」を活かしましょう。テスト勉強にとりかかるのにいろんな障害というより、「誘惑」があると思いますが、それを乗り越えて今まで以上の成績を取った時に、あなたには「大きな学び」という財産が残るはずです。みなさんの健闘を祈ります。
今朝はこれで終わります。