心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

2015/12/05
E.N

みなさん おはようございます。

先日、部屋の掃除をしていて、出てきた高校のアルバム。ぱらぱらっと懐かしくて見ていると、ソフトテニス部時代の恩師の姿が。当時、恩師の車のエンジン音だけで、テニスコートに来たことがわかるくらいに、それはそれは恐ろしく厳しい先生でした。その先生からたくさんのことを教えていただきました。今日は、そのなかでも、ソフトテニス部に入部して初日のミーティングで教えていただいた話を紹介したいと思います。

高校校時代はたった1回、やり直しのできない3年間である。その3年間の中で、自分が何をするか、どれだけ自分を成長させるかは、その人の考え方・過ごし方で決まる。時は待ってくれない。なんとなく過ごしていてもどんどん時間は過ぎていく・・・。

厳しい中で自分を鍛えることのできる時期は人間の一生の中でそんなに多くはない。やはり、中学校、高校時代が1番1つのことに夢中になって、そこからどんどん吸収していける時期だろう。逆に遊ぶこと、楽しむことはいつでもできる。

もし、ここで君達が必死で頑張れば、高校3年間でテニスを通して身に付けた力(目には見えないが)は必ず人生の財産=自分を支えてくれるものになるだろう。ならば、時間を惜しみ、努力して、人にまねのできない大きなことをやろう!1つのことに熱中し、1つの夢を追っている人間は輝いている。さらに自分のやっている事がどれだけ価値のあることかわかって自信を持って進んでいる人は、もっと輝いている。今の自分に満足せず、大きな夢を追い続けよう。やれると思って挑戦し続ければ必ずやれる!苦しいことから逃げなければ、必ず夢をかなえ、心から満足できる高校3年間がおくれるはずだ。

ラケットを置き、卒業する時に「私はこんなに頑張れたんだ」「苦労してでもやってきて良かった」と自分自身に誇りを持ち、「テニスをやって良かった」という満ち足りた気持で去っていけるように・・・。

恩師は、ソフトテニスのテクニックやゲームに勝つ戦略も、もちろん、教えてくださいましたが、それよりも、人として大事なことを、部活を通してたくさん教えていただきました。

聖和のみなさんに言いたいことは、将来、社会という大きな集団の中でよりよく生きるために、『幸せ』であるために、今の学校生活があるのだと思います。まずは、明後日から始まる期末考査にむけて、できることを全力でおこなってください。今、努力していることは、必ず報われる時がきます。(E.N)