心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

本日、心の扉を担当します、体育科のOです。

皆さんご承知の通り、私は昨年の4月に聖和女子学院に赴任しました。
この心の扉も初めての経験です。

職員の一人一人が校内放送を使って、校内の皆さんに語り掛ける機会を作っている学校がほかにもあるのでしょうか?私は聞いたことがありません。そして、この心の扉での話は聖和のホームページ上でも閲覧できるように工夫もされています。
在学中はマイクを通して、卒業後はホームページを通して、 この学校で共に生きた私たちはつながりを深め合っている。
これが聖和の伝統と文化だと感じると、とても嬉しくなります。

 さて、昨日、250名余りの中学生が聖和女子学院を受験に来ました。
試験に臨む姿。面接で答える姿。皆それぞれに目標をもってこの学校を受験に来ていました。 その姿を見て、私は一つの詩を紹介しようと思いました。

十里の旅の第一歩      百里の旅の第一歩    同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山に登る第一歩     富士山に登る第一歩    同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりか    どこまで登るつもりか
                           目標がその日その日を支配する

明治時代の教育者の後藤静香(せいこう)氏の著書に収められている「第一歩」という詩のなかの一句です。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

「目標」と「覚悟」。
皆さんも私もそれぞれの目標がありますね。
聖和から見える弓張岳に登るのか、日本一の富士山か。
この目標から、毎日の過ごし方が、自分の生き方が始まっている。

「頭の中で何を選択して、どう行動しているか。」今をどう過ごしているか。
これが覚悟の現れだと伝えているのだと思います。 皆さんも今一度、「目標」に目を止めてみる機会を作ってみてはいかがですか?
<目標がその日その日を支配する。>
今日も覚悟を胸に、お互い頑張りましょう。

今朝はこれで終わります。