心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

9月10日は忘れられない記念日となりました。1つ目は青ブロックの優勝を含め、体育祭が大成功のうちに幕を下ろしたこと。2つ目は我が広島東洋カープが実に25年ぶりに優勝したことです。カープ優勝の原動力、キーパーソンとして、マスコミ・メディアは2名のベテラン選手の存在を強調していました。ピッチャーの黒田とバッターの新井です。野球に詳しい人はこの2人がどのような経緯で広島カープを支えてきたのかを知っていると思いますが、ここでは割愛します。とにもかくにも、41歳の黒田と39歳の新井、チーム最年長の2人が最も熱心に練習に取り組み、声を出し、最も注目や期待、プレッシャーを背負いながら戦い続けました。2人の言葉、行動が若手選手の意識を変え、老若男女、全国のカープファンを勇気づけ、広島の街を変えてくれました。この2人の役割を、チーム聖和に当てはめるならば、私は間違いなく高校3年生の存在が相応しいと思います。体育祭の本番は勿論のこと、準備、撤収作業での働きは立派で偉大でした。細かいところや基本的なところで先生方からお叱りを受けたり、後輩たちへの指導に苦しんだりもしたでしょうが、少なくとも私が関わり応援させてもらった高3生は全員素晴らしかったです。私が心配してしまうぐらいの大声を出し、抜群の気遣いを見せ、集合も早く、笑顔も素敵な高3生。皆さんの逞しい背中をこれからも後輩や先生方は見つめ続けます。黒田や新井はベテラン、偉大であるが故に、人一倍の苦労や失敗を経験し、それらを乗り越えてきました。2人の戦いはまだ続きます。高3生の戦いもこれからが本番でしょう。『女の戦い』、涙が出るくらい感動しました。みんななら乗り越えられる!チーム聖和をこれからも力強く引っ張っていってください。