心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。家庭科担当のSです。

私は制服の係をしているのですが、先日ライフ佐世保の取材を受けました。
5月12日付の女子高生制服図鑑特集です。そこで今日は制服の話をしたいと思います。
 現在の中学、高校の制服は、2001年4月、創立50周年を記念して変更され、東京伊勢丹の専属デザイナーの横山さんによるものです。制服のジャケットやジャンバースカートのタグに横山とサインされています。
 ジャケットの胸のワッペンは善きサマリア人修道会のマークになっており、ブラウスのボタンには「聖和女子学院」と彫ってあり、生地もオリジナルです。ブルーのブラウスは縦糸が青、横糸が白で織られています。中学のピンクのブラウスも縦糸がピンク、横糸が白です。よ~く見ると肉眼でも確認できます。ですから色に深みが出ます。ノーアイロンやストレッチ素材を使用するなど日本に一つしかない完全オリジナルの制服です。
 高校生のジャケットは、全国でも珍しいウール100%の上品な千鳥格子、ジャンパースカートは坂道で風にあおられてもスカートが巻き上がらないようにローウエストで切り替えたプリーツにしてあります。
 中学生は3年間で体形の変化が大きいので、ジャケットはボレロに、ジャンパースカートはウエストを絞らないものにし、身長12cm程度、体重10kg程度の変化にも対応できるようになっています。
 一方、夏の制服は石油の高騰など世界情勢により値上げせざるをえない事情などもあり、2013年に中学、2014年に高校が創立60周年記念として一新されました。中学高校共に家庭で全アイテム丸洗いができる素材になっています。

 中学生は可愛らしさを前面に出し、タータンチェックのフレアスカート。制服には珍しいデニム生地で丈夫です。
 高校生は上品さと聡明さを感じさせるデザインで、ネクタイはブラウス第3ボタンに固定できるよう工夫がされています。スカートは海外留学などの体重変化にも3サイズ分対応できるような工夫がされています。
 また、オプションですが、ニットベストと高校のカーディガンはアメリカのNASA使用の優れた生地で3~6年間傷みなく着用できます。

  ここまでこだわり、創意工夫された制服、皆さんが心地よく、また素敵に着こなして欲しいとの思いで、心を込めて手作りされた制服を聖和の生徒として誇りをもって着こなして欲しいと思います。
今朝はこれで終わります。