心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

 

みなさんおはようございます。 今日はダンス部創設までの歩みを紹介したいと思います。

私が、ダンス同好会の顧問になったのは、5年前でした。その頃は、学校行事、例えば、文化祭や予餞会のために集まり、練習をして発表をするという形で、定期的に練習をするという感じではありませんでした。 その後、週に2回、練習するようになり、間もなくして、ある生徒が、「島瀬町で行われるイベントに出てみたい」と私に言ってきました。これが、ダンス同好会として初めてのイベント出演でした。その後、ダンスが大好きなメンバーが、もっと練習をしたいということで週に3回練習することになり、昼休みに校内発表をしたり外部へのイベント出演も増えてきました。

それから、欲は出るもので、「他校との合同練習をしたい」という希望が出てきました。ダンスの全国大会で第3位になった猶興館高校に電話をすると快く引き受けてくれました。力の差は歴然でした。さらにもっと上手になりたいということで、土曜日も練習をすることになりました。猶興館のダンスの生徒との出会いもあり、今度の目標は、公式な大会に出場することに決めました。そしてその目標は叶い、毎日遅くまで練習に打ち込みました。  大会直前、チームがまとまらず、気持ちをぶつけたり、話し合いをしたりと練習どころではありませんでした。でも、それは、勝ちたいから。いい作品を作りたいからという表れでした。結果は、全国大会出場条件のの80点にあと少し足りない結果でした。 それから、長崎大学のよさこいチーム突風や、佐世保高等専門学校のダンス同好会との合同練習をしながら、スキルアップや交流を深めてきました。

 昨年度末、もっとダンススキルをあげたいと生徒からの要望で、3名を北九州市立高等学校(前の戸畑商業高校)に無謀にも合同練習をお願いしました。この高校は、全国優勝を何度も経験している学校です。断られると思っていましたが、この学校も快く引き受けてくれました。雰囲気や礼儀等、とても素晴らしく、学ぶものが多くありました。聖和の3名は、体力的にも差があるこの学校の練習に、ふらふらになりながらもついていきました。その姿を見たときに、本当にダンスが好きで、上手になりたいんだな、負けたくないんだな、とあらためて感じました。この5年を振り返ってみると、ダンス同好会は一歩一歩ですが、着実に、前に進んでいると思います。自分が変われば周りが変わる、周りが変われば運命が変わるという言葉があります。生徒の「イベントに出たい」とい一言から時を経て今があります。まさに「思いは招く」ですね。そのことをダンス同好会の生徒に教えてもらいました。

 そして、今年度、たくさんの方々のおかげで、ダンス部として活動させていただくことになりました。そのおかげで、公式大会に2つも出場することができました。これも皆さんのご協力、ご声援のおかげです。この場をかりて、顧問として、お礼を言いたいと思います。ありがとうございます。今後も応援よろしくお願いします。