心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

おはようございます。
 突然ですが、僕には弓道の師匠がいます。
習っている先生を師匠と呼んでいるわけではなく、本当に師匠なのです。
 この時代に師匠や弟子なんてものが本当にあるのかといわれそうですが、弓道の世界にはまだそういったものが残っているのです。
 流派を引き継ぐときには、儀式と巻物によって免許皆伝を行います。

 今日はそんな僕の師匠が教えてくれたことで、僕の心に残った言葉をみなさんにお話ししたいと思います。
 弓道は的まで28メートル。的の直系が36センチ。矢を飛ばす手が3ミリずれると矢は的に飛びません。実はなかなかシビアな競技なのです。 試合で緊張したとき、調子が悪いとき、いつも僕の師匠が言うのが、
「的は絶対に動かない。動いているのはいつも君の心のほうだ」という言葉。
「なんでも一緒。目標とするもの、やるべきことはいつだって動かない。動いているのは、自分の心なんだよね。自分の心が動けば矢は的に中たらない。目標に届かないんだよね」と。

 さて、明日(5/16)から中間試験です。心を前に向けて、さぼってしまおうとする自分の心を律して試験に臨みましょう。