心のとびら

先生から伝えたい言葉

生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。

2014年、春高バレーの全国大会。決勝は大分県代表の東九州龍谷高校 VS 長崎県代表の九州文化学園高校。激戦の中、優勝を手にしたのは、長崎県代表の九州文化学園でした。

 

テレビでこの試合を観ていた当時小学校4年生の女の子は高校生の輝くプレーに魅了され、「私もあの舞台に立ちたいと思うようになりました。両親のすすめもあり、やる気満々です。彼女はこう言いました。「九文を倒して、全国に行きたい。だから長崎県で2番目の聖和女子学院に進学したい。

 

先日、春高長崎県予選が行われ、聖和が2年連続の優勝を手にしました。7年前にテレビを見て「九文を倒したい!」とやる気に燃えていた女の子は、過去の宣言通り、この聖和に進学しました。そして、先月の大会で見事な活躍を見せ、7年越しの大きな目標を叶えたのです。まさに有言実行です。彼女の喜びはどれほど大きかったことでしょうか。

 

優勝を手にした聖和ですが、ここまでの道のりは決して簡単なものではなかったと思います。どんなに練習しても上手くいかず悩んだこと、「もうバレーを辞めたい」と涙ながらに苦しんだこと、仲間同士で数えきれないくらいケンカもしてきました。

だからこそ、彼女たちの苦労や涙が報われた今回の優勝はとても大きな意味があり、心から嬉しく思います。決勝戦だけでなく、これまでの練習や試合など、全ての経験と1、2、3年生、マネージャー、部員全員の頑張りがあってこその結果だと思います。1月に春高全国大会が行われます。全校生徒の皆さん、応援よろしくお願いします!

 

目標を持ち続けることは大変なことです。しかし、その目標により、人は前向きに物事に取り組んでいけるのだと思います。目標は必ず達成される、とは限らないけれど、努力を重ねる経験をすることに意味があるのだと私は信じています。いつも元気いっぱいの聖和の生徒の皆さん、何事にも自分なりのゴールを設定し、そこに向かって走り出してほしいと思います。

 

中学3年生、高校3年生は受験という勝負が残っていますね。持ち続けてきた目標、力を合わせて達成させましょう!