お知らせ

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「私の人生の原点は聖和から」 マーガレット・テクラ・ソロカさん

 英語科の生徒たちを激励!

 
 6月6日(水),マーガレット・テクラ・ソロカさん(通称テクラさん)が約10年振りに学校を訪れ,英語科の生徒たち70名を激励しました。
 テクラさんの主なプロフィールは次のとおりです。
 1998年 海軍所属の医師であったお父様の佐世保米軍基地勤務に伴い,家族で初来日。テクラさん14歳。
1998年~1999年 聖和女子学院中学校3年生のクラスへ体験入学
2000年~2001年 聖和女子学院高等学校2年生のクラスへ体験入学
2002年       キングスクールを総代で卒業後,プリンストン大学に入学
2005年       オックスフォード大学へ留学
2006年       プリンストン大学を卒業
2008年       慶応大学を卒業
2009年       ドイツ系銀行に入行
2011年       ロチェスター大学にて,不足単位を修得
2012年       佐世保市京町病院での研修を終え, 8月よりハーバード大学医学部へ進学予定  
 テクラさんの話は,そのほとんどが英語で行われましたが,大変わかりやすくどの生徒もうなずいたりメモを取ったりしていました。
 「佐世保に来てすぐの頃は,日本語がまったくわからず不安だらけでした。当時「聖和に行きたい」と強く思ったのは,かわいい制服を着た生徒たちを見たからかもしれません。念願の入学で,聖和女子学院で日本語や日本舞踊を教えていただいたり,仲良しの友達がたくさんできました。私の人生の原点は,聖和にあったと確信しています。もし聖和に行かなかったら,慶応大学にも進学しなかったし,その後の進学もなかったでしょうし,その後の人生も大きく変わっていたと思います。人生は勤勉さと運で決まると思います。
幸運を与えてくれた聖和には心から感謝しています。」

 熱心に耳を傾けている生徒たちに,次のアドバイスをしてくださいました。
 「人の能力はさまざまです。他の人と同じようになるとは限りません。時には人より時間がかかることもあります。勉強とはそんなものだと思います。

  さらに皆さんには2つのアドバイスをしておきます。一つは,道はさまざまあるということ。もう一つは,チャレンジ精神を忘れないこと。この気持ちを忘れずにがんばってください。」ということばで締めくくりました。

 会の最後に,生徒会長より聖和のバッチが記念品として贈られました。

 テクラさんは,ハーバード大学医学部で使用する白衣に,聖和のバッチをつけて勉強に励みたいとのことでした。聖和で学ぶ私たちに大いなる元気と勇気を与えてくれました。テクラさんが,お元気でご活躍されることを心からお祈りしています。