心のとびら
先生から伝えたい言葉
生徒の皆さんの心に留めておいて欲しいことを先生が交代で話をします。
おはようございます。
体育祭が終わり、早くも来週は中間考査が始まります。
また、高3は進路決定の受験が始まっている人、これからの人も、頑張ってください。応援しています。
ところで、みなさんは、心配なことや 悩んでいることは ありませんか?
少しの心配や悩みは、誰にでもあることだからと思っていませんか?
その少しが、少しずつたまり積もって、眠れなかったり食事が入らなかったり、していませんか?
家族や友人・先生に、話を聞いてもらったり 相談していますか?
誰にも言えないで、困っている人は、いませんか?
誰かに話すだけで、安心したり、すっきりする こともあります。
誰かに話すだけで、悩みを整理でき、客観的にみることができるかもしれません。
4月の保健だよりでも紹介しましたが
本校には、週1回 水曜日の午前中 スクールカウンセラーの先生に来ていただいています。
もちろん、話した内容は誰にも知られません。
逆に、伝えてほしい人がいれば、伝えたい内容を伝えることもできます。
聞いてほしい、話してみたいと思う人は、担任の先生または保健室まで申し出てください。
でも言えそうにないと思う人は、来週「悩み調査」があるので、勇気をだして書いてみてください。
今朝はこれで終わります。
おはようございます。
今日はお祈りについてお話しようと思います。
皆さんはお祈りのとき、どのように手を合わせていますか?
では、ちょっといつもお祈りするときのように、手を合わせてみてください。
手のひら全体をぴったりくっつけたり
手を組むようにしたり
さまざまな手の合わせ方があると思います。
私が子供のころ、お祈りのとき、まるで蚊をたたくようにちからいっぱい手を合わせたことがあります。
それをご覧になったシスターが、こう話してくださいました。
「手を合わせるとき、そのなかには、私たちのために祈ってくださる神様がいらっしゃいます。そんな神様をやさしく包み込むように、そっと手を合わせましょう。」
それを聞いて、私は神様をつぶしてしまったのかと焦ったのを覚えています。
しかしいま考えると、シスターは、誰かを思いやるやさしい心でお祈りに臨んでほしいと考え、そのようにおっしゃったのだと思います。
なぜ人は、祈るとき手を合わせるのでしょうか。
手を合わせて祈る姿は、世界中いたるところで見られます。
その理由については、国や宗教、人によって様々な説明がなされていて、どれも興味深いのですが、
大切なことは、祈るときの心のあり方ではないかと思います。
皆さんは何のために祈るでしょうか。
何を思い手を合わせるでしょうか。
これからお祈りのときには、ぜひ自分の心に意識を向けてみてほしいと思います。
さきほどのシスターがおっしゃるには、皆さんのように若い人の祈りはとても効き目が強いのだそうです。
その祈りが、自分のためだけでなく、ほかの誰かのために向けられたなら、
さらに価値ある祈りとなるのではないでしょうか。
それでは、今日も皆さんにとって、良い1日となりますように。
今朝はこれで終わります。
おはようございます。
高校2A担任、数学科のYです。
先日、小学3年生になる息子が「お母さん、今日ね、学校で先生と面談したよ」と話をしてくれました。勉強のこと、学校生活のこと、お友達のことなどたくさん尋ねられたそうですが、「おうちのことでもいいよと言われたから、いつもお父さんとお母さんの帰りが遅くて学童で宿題をしながら妹と2人で待ってるって話をしたよ」と言っていました。
私が子どもたちを迎えに行けるのは、いつも19時ぎりぎり。お迎えに行ったとき最後まで残っているのはほとんどいつも我が家の二人の子どもたちです。よくよく考えてみると、私が子どもと触れ合えるのは、朝起きてからの1時間と、夜家に帰って子どもたちが眠りにつくまでの3時間、1日に合わせてたったの4時間しかないんだなということに改めて気付かされました。
そんな矢先、インターネットで「わが子と過ごせる時間は驚くほど短い!」というタイトルの記事を目にしました。その記事によると、一生のうちでわが子と過ごせる時間は、平均して父親で3年4ヵ月、母親で7年6ヵ月だそうです。わが子と過ごせる時間の全体を100%とすると、小学校卒業時には55%、高校卒業で親元を離れるときには、73%もの時間が過ぎてしまうということでした。
では逆に、この先、自分の親と過ごせる時間はどれくらいあるのか考えてみましょう。
高校を卒業して進学や就職で親元を離れて暮らす場合、子どもが1年間に親と会うのは、平均するとお盆に3日間お正月に3日間の計6日間、その中でも顔を合わせているのはせいぜい4時間程度だそうで、合計すると24時間。つまり1年のうち1日しか過ごせていないことになり、あとどのくらい親と過ごせるのかは、親が生きている年数がそのまま日にちになるのだそうです。
この、親子で過ごせる時間の計算式からわかることは、自分の親と直接話すことができるのはそんなに長い時間ではないということ、それと同時に親が子どもに愛情を伝えられる時間も限られているということです。私の場合、一日にたった4時間しかないと嘆くより、与えられた4時間をどう大切に過ごすか、子どもたちと向き合う姿勢を考えさせられるきっかけになりました。
今日は親子の関係に焦点をあてて話をしましたが、友人関係についても同じことが言えます。今は毎日顔を合わせるクラスメイトとの時間も限られた時間です。
ぜひ、大切な人と過ごす時間の過ごし方を考え直してみてください。
今朝はこれで終わります。
おはようございます。今日の担当は、高校1年Dクラス副担任のYです。
今日は四字熟語の話をしたいと思います。
みなさんは「鼓腹撃壌」という言葉を知っていますか?
音の響きだけ聞くと、なんだか難しくて怖いイメージですね。
しかし実際は、「みんなが平和に暮らせる世の中」という意味です。
なぜでしょうか?
「鼓腹撃壌」は、太鼓のコに、お腹のナカ、撃退のゲキに地面を表す壌という
漢字でできています。
お腹を太鼓のようにポンポコ叩き、地面を足で叩きながら躍る人のことを表します。
そこから、世の中が楽しくて思わず踊ってしまうくらい平和だ、という意味になった
そうです。
みなさんも、楽しいことや嬉しいことがあった時、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、
踊ったりすることはありませんか?なんとこの言葉、千年以上も前に作られたそうです。
昔も今も人の心は変わらないものですね。
すべての言葉にはなりたちがあり、それは遠い昔に生きていた人々の、日常のささいな
出来事が元になっています。知らない言葉に出会ったときは、なぜその言葉が作られたのか
調べてみると、新しい発見があっておもしろいと思います。また、みなさんも身の回りの
できごとを四字熟語で表してみてはどうでしょうか?
もしかしたらあなたの創った四字熟語が、千年後の未来に残っているかもしれません。
これで朝の話を終わります。
2014年、春高バレーの全国大会。決勝は大分県代表の東九州龍谷高校 VS 長崎県代表の九州文化学園高校。激戦の中、優勝を手にしたのは、長崎県代表の九州文化学園でした。
テレビでこの試合を観ていた当時小学校4年生の女の子は高校生の輝くプレーに魅了され、「私もあの舞台に立ちたい」と思うようになりました。両親のすすめもあり、やる気満々です。彼女はこう言いました。「九文を倒して、全国に行きたい。だから長崎県で2番目の聖和女子学院に進学したい。」
先日、春高長崎県予選が行われ、聖和が2年連続の優勝を手にしました。7年前にテレビを見て「九文を倒したい!」とやる気に燃えていた女の子は、過去の宣言通り、この聖和に進学しました。そして、先月の大会で見事な活躍を見せ、7年越しの大きな目標を叶えたのです。まさに有言実行です。彼女の喜びはどれほど大きかったことでしょうか。
優勝を手にした聖和ですが、ここまでの道のりは決して簡単なものではなかったと思います。どんなに練習しても上手くいかず悩んだこと、「もうバレーを辞めたい」と涙ながらに苦しんだこと、仲間同士で数えきれないくらいケンカもしてきました。
だからこそ、彼女たちの苦労や涙が報われた今回の優勝はとても大きな意味があり、心から嬉しく思います。決勝戦だけでなく、これまでの練習や試合など、全ての経験と1、2、3年生、マネージャー、部員全員の頑張りがあってこその結果だと思います。1月に春高全国大会が行われます。全校生徒の皆さん、応援よろしくお願いします!
目標を持ち続けることは大変なことです。しかし、その目標により、人は前向きに物事に取り組んでいけるのだと思います。目標は必ず達成される、とは限らないけれど、努力を重ねる経験をすることに意味があるのだと私は信じています。いつも元気いっぱいの聖和の生徒の皆さん、何事にも自分なりのゴールを設定し、そこに向かって走り出してほしいと思います。
中学3年生、高校3年生は受験という勝負が残っていますね。持ち続けてきた目標、力を合わせて達成させましょう!
おはようございます。
10月1日から全国の緊急事態宣言が解除されます。
去年の今頃は、まだまだ前に進めず、やむを得ず中止、諦めることが多かったと思います。
コーラス部はコンクールもすべて中止、3年生と演奏する場はなく、演奏できたのは校内のクリスマス会、予餞会だけでした。でも今年は、音楽会もコンクールも開催され、できる限りやる方向でとみんなの気持ちが前に向いていると感じます。
先日行われた学院祭でも、文化部の発表、有志のみなさんのステージを近くで見ていて、楽しそうに生き生きしている姿に感動し、またクラスで作成した映像は、みなさんの今の楽しいがいっぱい詰まった笑顔溢れる動画ばかりで、心が厚くなりました。
そして10月には「聖和音楽のつどい」も行われます。
みなさんの声がアルカスに響きあうことを今から楽しみにしています。
最近、心が動いた曲がありました。
コロナ禍に書かれた ラッドウィンプスさんの 「ココロノナカ」という曲です。
“なんでもない日々が、なんの気なく過ぎる
なんてことない僕が あくせくと生きてく
あの日が来るまでは その時が来るまで
楽しみを何百個と 書きためておくとしよう
それをパンパンに詰めて 抱きしめてよう”
この曲を聴いてから、私もやりたいこと、叶えたいことを書いています。不思議と書き出すだけでワクワクし今を頑張ろうと思います。
まだまだマスク生活は続き、慎重に過ごさないといけません。みなさんの今を大切にやりたいこと、叶えたいことを書いてみませんか。何気ない毎日がちょっと変わるかもしれません。
担当は、高校音楽科、2A副担任のTでした。
今朝の話はこれで終わります。
朝晩は涼しくなってきましたが、それもそのはず、今日は9月15日です。
あと3か月半で2021年も終わります。
歳をとると、一年があっという間に感じるといいます。0歳から20歳までに感じる時間の長さと、21歳から80歳までに感じる時間の長さは同じだといいます。
これをジャネーの法則というそうです。
私たちの感じる一年は年々短くなっていきます。
貴重な時間を、あなたは何に使いますか?
私は、私が正しいと思ったことに使いたいなと思います。
私にとってプラスになることに使いたいなと思います。
みなさんは、今日一日をどう過ごしますか?
東京オリンピックの開会式が予定されていた昨年7月24日、東京のコロナ新規感染者が初めて300人を超え、小池都知事が「みなさんの協力で止めていかないと幾何級数的に増えていく」と発言したことがテレビで紹介されました。
この言葉にコメンテーターの長嶋一茂が「勉強したことないんで、どういう意味だかよく分からない。」と噛みつきました。
「幾何級数的に増える」とは、2倍、2倍、2倍ととんでもなく増えていく様子を表した言葉で、「幾何級数」は英語geometric-seriesの直訳です。幾何とは図形のことですが、2倍、2倍と掛けていくのがなぜ図形に繋がるのでしょうか。
昔、計算の表す意味は重要でした。自然数がものの個数を表すのに対し、実数はものの長さを表すもので、長さを掛け合わせて求まるのは面積や体積しかありません。これが、かけ算=面積=図形 と繋がったものと思われます。
かけ算=面積、と考えると困ったことが起こります。私たちが普通に計算している
3x+5 という計算でも、3xは面積、5は長さとなり、面積と長さを足すことに意味がなくなるからです。
この問題を解決したのが、有名な哲学者デカルトでした。彼はかけ算の答えもまた長さと考えられることを示して3x+5を意味のあるものにしたのです。4千年の数学の歴史の中でわずか400年前のことでした。
今私たちが座標やグラフを用いて様々な変化をイメージできるのはデカルトのおかげです。学校で学んでいることは、すべて人類が長い年月をかけてたどり着いた苦労の成果なのです。勉強しないともったいないと思いませんか。
Good morning everyone.
今日は皆さんがよく日本語でささげる主の祈りの英語版を紹介したいと思います。
主の祈りの英語版には、昔の英語が入っているので、先に二つの単語の意味を説明したいと思います。
一つ目の単語はArtという英語です。昔の英語のArtの意味は「美術」ではなく、be動詞の「is」になります。なので、「Our principal art very smart」という英文の意味は「校長先生は賢いです。」となります。
二つ目に紹介したい昔の英語はThyです。Thyの意味はyour (あなたの)になります。なので、隣人愛は英語で「Love thy neighbour」と今でも言われます。
では、主の祈りを英語で捧げます。私はゆっくり言いますので、よかったら、後に続けて言ってみてください。
Our Father,
who art in heaven,
hallowed be thy name;
thy kingdom come;
thy will be done on earth as it is in heaven.
Give us this day our daily bread;
and forgive us our trespasses
as we forgive those who trespass against us;
lead us not into temptation,
but deliver us from evil.
For thine is the kingdom,
and the power, and the glory,
For ever and ever.
Amen.
今朝の話はこれで終わります。
おはようございます!今日は5月12日。今年度初の中間考査が始まる3日前です!皆さん、準備のほうはいかがですか?
勉強の仕方というのはたくさんありますし、もう自分にあった勉強法を見つけている人もいるかもしれません。とにかく1・2年にとって最初のスタートとなるテストであり、3年生にとってはこの一年を決める大事なテストの一つです。やりたいことや読みたい本などさまざまな誘惑があると思いますが、この時期だけは「勉強を最優先」にして時間を大切に使ってほしいものです。
ちなみに、私がよく行っていた方法は。
頭が冴えている時間は長文問題や数学などを解く。少し疲れたら漢字や英単語などを書いて覚える。さらに集中力が途切れたらお風呂に入って気分転換。いよいよ疲れてこれ以上できないと思うときは思い切って睡眠。その代わり朝早めにアラームをかけて登校前に昨夜の復習。という風に変化をつけながら学習していました。たくさんの「誘惑」に負けず、今!何を優先すべきかをよく考えて、やる時はやる聖和生であってほしいものです。今日の授業も大切なところを聞き逃さないようしっかり「授業」に集中してください。
担当は中学1年1組副担任のKでした。今朝はこれで終わります。